私としては初見となる「甘草の道ルート」である。相棒の川キョンは以前に一度登ったみたいだが、フォローしているので、有効な情報は得れない。しかし、
その方が初見・・・しかもリードの達成感が大きいのである。小松の親分からも、1Pが一番難しかった様に思えた・・・との情報だけである。
1P/5-級/30m
私リード。出だしが微妙だが、何度かスタンスを入れ替えると正解が見えてきた。少し遠目の左スタンスがポイントで草付斜めバンドに上がる。そこから特徴的
な黒いスラブが始まる。傾斜といいスタンス・ホールドの細かさといい緊張するが、難なく突破でき嬉しい。フォローの川キョンから感心されますます嬉しい。
2P/右6+・左6-/20m
川キョンリード。左の6-を行く。微妙なスラブに見えていたが、身長差で私は楽にピンへ届く。あっさり登れたので、1Pよりずいぶん簡単に感じる。
3P/6-級/25m
こ
こぞ黒スラブ・・・といった感じ。高度感といい絶妙なピン配置といいしびれるルート。初見での6級ルートとなる。何度もスメアのまま立ち込む所があり緊張
の連続。あと5m・・・あと2ピンと言う所で怖さに負けA0となるが、リード成功は大満足。いい気分でビレー体勢に移った。
4P/4-級/45m
川キョンリード。難なくガシガシ登れるピッチで楽勝・・・。だが登攀終了に至るには別ルートであと1ピッチ。とりあえず、甘草の道ルートを登りきり寒さも忘れていた。
凹角直上は、ファイナルスラブルートの3P目である。以前、浪漫への避行ルートもここにつながっていたが、小松の親分は、ここの凹角は何度か挑戦するも
のの、右を回り込む形で登っていた。以前、川キョンもここは右へ同様に回り込んだのを覚えていた。ただ、会長は直登だと言ったらしく、とりあえず行って見
ることにする。きつい角度の凹角の基部に立ち込むには両手を大きく開いてジワリ立ち込むと左にピンがある。しかし、そこから上にピンは見えていない。有効
なスタンスがとれないまま凹角をレイバックで捉えきれないまま滑落・・・以降、写真レポページを参照。情けない。
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