水流渓人のページ「家族登山日記」No.152
 
2003/12/23
「韓国岳
大浪池方面へ下山
すんごい(@_@)エビの尻尾 山頂 避難小屋

 
 長男・次男と、男3人で山に出かけるのは初めての事だ。
 自宅を出発し、小林手前のコンビニで、カップラーメンとパンとお菓子を買った。19日の寒波で降った雪がどのくらい残っているのか楽しみだし、韓国岳に は長男が3歳の頃「霧島縦走」をして以来であり、次男には初めての山でもある。こうして、子供の成長を感じつつ、しかも同じ空間を共有できる山歩きは、何 者にも返られない意義のある時間である。
 祝日の今日、硫黄山登山口付近の駐車場は一杯。コース取りも考えて、えびの高原バスターミナルの有料(410円)駐車場に駐車する。子供の身支度を チェックしながら、肝心な足回りは私が靴ひもの加減を見ながらスパッツを履かせる。子供は身支度が出来ると、早速駐車場脇に積まれている雪めがけて走って いった。自分の身支度を整え、出発を促した。
 遊歩道から登山道を目指す。硫黄臭のある登山口付近からは、韓国岳の山頂は雲に覆われ見えていない。アイゼンをつける程ではないが、長男と私の4本爪は 携帯している。雪道を確かめながら、楽しみながら高度を上げていった。「あれっ、もう終わり?」と、長男の声で山頂を迎えた。視界の無い山頂で、標識に寄 り添い記念撮影をする。岩陰に隠れて視界が広がるのを待つ。一瞬、雲が吹き飛び青空が見えた。と、同時に高千穂峰が眼前に広がった。ため息が出た。素晴ら しい自然の演出に、山を登るものだけに与えられた感度である。子供達が「うぁー!」と声を上げた。行動食を取りながら、次のシャッターチャンスを待つが、 とうとう視界は広がる事がなかった。
 大浪池方面に下山する。雪に足をとられないように、一気に高度を下げていく。木の階段でないところは、泥がぬかるんでいて滑る。次男の手を引いていると きに、スッテンコロリンとやってしまった。「格好悪りぃ・・・!」と子供に言われながら、大浪池分岐の「韓国岳避難小屋」に到着した。昼食が終わり出てい こうとされている4名グループと入れ替わりに入った。遅れて単独の若者が入ってきた。聞けば、京都から電車を乗り継ぎやって来たそうだ。大きな荷物を小屋 にデポすると、ディパックを握り「ちょっと山頂を踏んできます。」と出ていった。
 昼食のラーメンを食べ、小屋を後にする。ここからえびの高原の駐車場までは、笹と松の原生林を2q程度歩く。実に気持ちのいいコースであるが、ぬかるん だ泥道に注意して歩くので少々景色を楽しむ余裕がなかった。男だけで本当に軽快な歩きだ。長男も次男も、雪玉を作っては私めがけて投げてきた。あまり喋ら ないが、空気で親子を感じることが出来る。
 バスターミナルに到着すると、「ソフトクリーム」を買ってあげた。駐車場の傍らに積み上げられた雪の上でソフトクリームをバクついている子供達・・・、目の前の韓国岳はまだ雲の中である。

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7: 30自宅発----9:30生駒高原----10:10えびの高原駐車場----10:30登山開始---10:50硫黄山登山口----11:35合目 ----12:10韓国岳山頂----小休憩-----12:30下山開始------13:30非難小屋----昼食----14:25避難小屋発-- --15:50えびの高原バスターミナル----18:05自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠        
年齢 44       10 7  
ピーク合計 201       72 55  
 
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