水流渓人のページ「家族登山日記」No、128
2003/4/23
雁俣山
 かりまたやま
 

カタクリ自生地

カタクリ

ヒカゲツツジと山頂標識

 

 
 この山には今回で3回目の訪問となる。カタクリの開花に出くわしていないからだ。子供達には申し訳ないが、自宅の施錠をお願いして登校前に自宅を出発し た。やはり、五家荘は遠い。しかも、事前の調査で登山口までの間に、2ヶ所の道路工事による交通規制が判明したからだ。通行可能な10時から30分を狙わ ないと、どうしても午前中にはたどり着けない。
 五家荘まで順調にたどり、9時10分交通規制のある清水橋付近にさしかかった。先行のトラックが停車していたので、「ここで10時まで待機だ なぁ・・・。」と、傍らの渓流や新緑を眺めていた。待つこと10分、工事関係の現場の配慮で、なんと通していただいた。有り難いやら嬉しいやら、親切で笑 顔の工事関係の人達の印象が心地よくてたまらない。オマケに、通過中に頭まで下げられ、「ご迷惑をおかけしております。」と仰られた。素晴らしい対応だ なぁ・・・と、平日休みしかない不都合さを悔やんでばかりいる自分が、なにか大きな心地よいものに抱かれた印象だ。五家荘の自然と人・・・永遠なれ!思 う。
 今回は、佐賀の方とご一緒の約束なので、約束時間の11時まで、二本杉峠でのんびりした。売店の私有地であろう広場も、快く駐車をさせていただき。夫婦 バナナをかじってみる。売店の方とバナナは無関係で、気持が良いと気分も穏やかになり、心地良い空腹感も訪れる・・・という話の展開なのであるが、この分 だと予定通りカタクリを見た後、五ヶ瀬経由で「六峰街道」のアケボノツツジまで行けそうだと思った。
 定刻に来られたお二人と、整備された登山道?遊歩道?を歩く。登山という趣には欠けるが、花は素晴らしかった。林床に薄紫がちりばめられ、ため息しかで ない。なんと密やかなのだろうと思った。4月後半に、一瞬輝きを放ち、そして閉じていく。どの花もそうだが、自分の足で出向いて鑑賞するだけで、その価値 を大切に出来る人間ばかりであれば、こんなに密やかに隠れるように咲くようにはならないのかも知れない。盗掘や自然破壊で、人は何を得、何を無くしていく のだろう。カタクリだけでなく、たくさんの種類の花を楽しませてもらい、佐賀のお二人と別れ二本杉峠を後にした。
 


7:10自宅発--8:10村所--10:10二本杉峠--11:10登山開始--11:45自生地--12:25山頂----昼食----13:20--下山--14:10登山口----砥用町--清和村--五ヶ瀬--15:50二上山展望所----19:10自宅着

写真レポートのページへ

参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠         佐賀県から
年齢 44 43          きゆうさん
山数合計 176 69         お友達
Copyright(C)  水流渓人 All Rights Reserved
 
inserted by FC2 system