水流渓人のページ「家族登山日記」No、122
2003/2/26
仰烏帽子山のけえぼしやま
 椎葉谷登山口〜


 

 
 私だけ仲間達と、先週行った仰烏帽子である。しかし、群落地に足を運ばす「とっておき」にしていた。もちろん、仲間との歩きも大好きである。1人の歩き も捨てがたい。家族の歩きは大切である。そして、夫婦で歩く時間もかけがえがない。
 福寿草をたくさん見ることの出来た先週の「元井谷登山口」からの山行だった。たくさんの期待を残して、今日女房と再度仰烏帽子へ出かけた。
 コースは、仏石まで1時か程度でたどれる相良村からの「椎葉谷登山口」である。沢づたいに高度を上げながら、心地良い風を感じて歩いた。最近少し歩く ペースの上がらない女房であるが、そんなスピードでも「行くこと」「続けること」が大切だと思う。先を歩く私は、女房の息づかいが感じ取れる間隔で歩く。
 仏岩を恐々登る女房だが、ぜひ見せたかった場所でもある。素晴らしい高度感を楽しんだ後は、「とっておき」と決めていた群落地へ向かう。次第に増えてく る、聡明な黄金色をなんだか有頂天になって女房に説明した。一緒に眺めているのだから、別に説明しなくても良いことではあるのだが、そうしたかった。
 先日、自分の奥さんを誉めるのが好きな方に、その理由を尋ねてみた。その人曰く、人間は上手に使える言葉というものを持っている。そのことに感謝しなが ら使う言葉なら相手が喜ぶ事を、自分も感謝しながら使うことが大切なんだ・・・と仰られていた。自慢とかそんなものではない本当の言葉が私には伝わってき た。自然の中で、人は正直になることが出来ると思う。そんな大切なことを思い出させてくれる、福寿草の輝きであった。
 
 予報の雨にも降られることもなく、少し痛い膝を引きずりながら早めに下山できた。最近行ってなかった「温泉」に浸かり、家路についた。
 


7:30自宅発--9:35登山口到着--9:50登山開始--10:55仏石--周辺散策---昼食---12:35仏石下山開始--13:28登山口----湯前「湯楽里温泉」--17:00自宅着

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠        
年齢 44 43           
山数合計 169 65          
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