水流渓人のページ「登山日記」No、121
2003/2/19
仰烏帽子山のけえぼしやま
 1301.8m
元井谷登山口〜

山頂 仏岩 福寿草
 

 
 ネットの山仲間での山行である。今回は、私が計画し、呼びかけた。五木村の「仰烏帽子山」に、フクジュソウを尋ねる山行である。毎年、2月の下旬から3 月上旬にかけて、ツアーバスの団体まで繰り出す人気の山であり、花である。ならば、平日登山の利点を生かして、なおかつ、今年の陽気を予測して早めに楽し んでしまおう!という企画である。下見も無しにぶっつけ本番であるが、山の会の仲間達から様子は詳しく聞いているので心配は無い。
 スノボの約束が空振りになった川キョンも同行と言うことになり、太宰府のしげさんと前夜登山口泊での飲み会に向かう。自宅から2時間程度だが、2ヶ月ぶ りの同行であり、有難い平日仲間である。私のデリカの後部座席が回転対座になるので、3年前に作った専用テーブルをセットし万事「居酒屋」車両に仕立て上 げ、集合の「本井谷橋」を目指した。
 積もる話しも深夜2時近くまで続いた。山をキーワードにしたら、尽きることなく話は続く。目の焦点が狂い始めた頃、シュラフに潜った。

 翌朝、時間通りに集合が完了した。始めてお会いする方がほとんどだが、ネットでの交流はあるのでうち解けるのも早い。身支度を整え、私が先頭で歩き始め た。登山口で役場の方が、「本井谷は3分咲き、仏岩付近が8分咲きぐらいです。道はドロンコですよ!」と、親切に教えてくれた。苔むした谷、ブナや雑木の 林、ちらほち見え始めたフクジュソウに皆が魅了されている。大した急登もなくゆっくりとしたペースで、順調に仏岩との分岐を迎えた。
 ここからは、もっと快適な稜線歩きである。所々飛び出した石灰岩は、まるで秋吉台を思わせる。石灰岩質の山には、めずらしい植物・・・法則通りだ なぁ・・・などと思いながら楽しめる。低い雑木の登山道には、所々雪も残り汗が噴き出る前に山頂にたどり着いた。記念写真・・・、昼食・・・、楽しい時間 は過ぎるのも早い。
 続いて「仏岩」へ向かう。分岐から5分程度で鎖場に出くわし、慎重に降りるとフクジュソウの群落だ。リュックを下ろし、しばしの撮影タイムである。折角 だから・・と、ロープを伝いながら「仏岩」のてっぺんに登ると、素晴らしい高度感を味わう事が出来た。少し霞んではいたが、球磨の山々が一望できた。降り て、皆はさらに奧にフクジュソウ探訪へと向かう。私は、一番の群落地は翌週に女房と行こうと、そこで思ったので荷物の番人で残った。あまりにも素晴らしい 自然の恵みに自分だけではもったいないナァ−と、やはり女房とも触れてみたくなった。次回は、椎葉谷から登ればいいなぁ・・・と、もう次の事を頭は考えて いる。皆の戻りを待ち、一気に本井谷登山口へ下る。
 再会を約束し、福岡へ、大分へと家路に着いた。私と川キョンは、途中「西米良カリコボーズの湯」に立ち寄り西都着。
 


前 夜自宅発20:30--22:30元井谷橋------9:33元井谷登山口登山開始--10:48仏岩分岐--11:28山頂----昼食---- 12:30下山--13:00仏岩分岐--13:15仏岩---周辺散策---14:30下山--15:10元井谷登山口--西米良カリコボーズの湯-- 自宅

参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           やまびこ会
年齢 43            川キョン
山数合計 168            
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