水流渓人のページ「登山日記」No、114
2002/12/19
俵山熊本県
 1094.9m

防火帯を進む 山頂にて 下山は俵山峠へ
 


 ネット好き、山好きの仲間・・・しかも、平日オッケーな仲間との山行である。前日、仕事を終えると、風呂に入り、速攻で「阿蘇」をめざした。登山口前泊 で、これまた「飲むぞ!」である。少し気温も上昇気味なので、道路凍結を心配せずに高森入り出来た。五ヶ瀬町を過ぎ、高森が一望できる峠が、外輪山の一部 である。ここから望む高森町の夜景と、阿蘇山のシルエットはなかなかいいと思う。人家の多い街の明かりより、ずいぶん一つ一つがはっきりと見える。
 高森から俵山峠へ向かう。ここからは初めて走るが、標識が多く迷うことはなかった。こちら側からの夜景は、ますます素晴らしい。素晴らしい所ほど、家族で・・・と思ってしまう。良い所をまた見つけた。
 俵山峠を通過し、一気に高度を下げる。10分も走れば、登山口となる「揺ヶ池」の駐車場が見えてきた。仲間が2人先着していた。10時40分。しばらく して、3人がやってきた。近くの備え付けのベンチ+テーブルを使用し、前夜祭が始まるが、やはり寒い。急遽テントを設営して、ランタンの熱でのぬくぬく会 場へと移動した。飲めば語る、語れば飲むを繰り返し午前2時・・、目の焦点が合わないフラフラで寝袋に潜り込んだ。

 朝、テントを叩く雨音で目が覚めた。7時15分。まだ酔っているが、思い切ってテントをたたみ朝食を食べる。ゴソゴソしているところに、仲間も集まり、 雨も上がった。予定通り登山開始である。足がふわふわして、誰の足で歩いているのか判らない。最後尾を歩くが、すぐ前でも友達がフラフラ歩いているので、 少し安心した。
 俵山は、山容が穏やかなので、登りも・・・と思ったが、結構な登りである。高度の上がる景色を背に負いながら、一歩一歩足を前に出す。ステップの無い草 地の登りは、かかとに負担が大きい。案の定、いつもの水ぶくれが半分も登らない内に出来たの判った。足の筋肉は、実に調子がいい、止まらぬ速度でゆっくり 進めば、グイグイ高度は上がる。曇っていたので遠景は楽しめなかったものの、雨上がりのスッキリした日を狙えば、まさに大観望並の絶景が味わえるに違いな い。全体的に高い木も少なく、展望を楽しむにはもってこいの山と言える。
 全員のペースも程良く、予定より30分早い2時間20分の標準タイムで山頂を迎える。皆で「ちゃんこ鍋」をつつき、ビールを飲んだ。「忘年登山」などと 銘打った山行にふさわしく、山頂で食べる鍋は最高である。今年の山行を振り返り、来年の山行に思いを馳せ、山が好きなもの同士の会話は尽きることがない。
 下山は、俵山峠へ一気に下った。あらかじめ駐車しておいた車で、登山口へ向かい解散となる。一日を過ごした仲間達との別れは、実に寂しい。しかし、次回 への期待に胸を膨らませてのサヨナラだ。私は温泉組に混じって汗を流し帰路についた。


(18日)19:45自宅発--22:30揺ヶ池登山口駐車場着----(19日)----7:15起床--9:15登山開始--10:00 標高613b--10:55標高865b--11:35俵山山頂--昼食--13:05下山開始--14:20俵山峠下山----白川温泉「瑠璃」----20:00自宅着


参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           やまびこ会
年齢 43            5名
山数合計 161            
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