水流渓人のページ「登山日記」No,104

2002/9/11
尾鈴山・長崎尾・矢筈岳〜滝コース

1405m・1373m・1330m

尾鈴山頂にて 白滝 キバナノツキヌキホトトギス
 
 やまびこ会の企画で、数ヶ月前に上がった企画だったが、天候不良で中止になっていた。平日休みの私に案内を頼みたいと、福岡と熊本の仲間が再度企画をあげてくれた。7名の参加があり、地元山の会の2人も同行してくれた。
 前夜は、欅谷そばの駐車場で再会を喜び、飲んだ。涼しい風の中、笑い声の絶えない一時を過ごすことが出来た。10時過ぎにはシュラフにもぐる。

  行程は、結構長い。遠路の方達の事も思い、甘茶谷登山口まで車で移動する。歩き始めて5分ほどで傾斜のある登りとなり、一気に汗が噴き出す。じわじわと高 度をあげながら、登りの辛さに耐える。皆の顔色はいいようだが、ここは山頂近くまで一気に登る尾根なので、ある程度のリズムがないと辛くなる。今回は、全 体のペースと体力が未知なので、下りに事故が起きないように体力温存のペースへと変更した。30分程度余計に休憩を混ぜながら、笑顔で山頂を迎えた。山頂 を敷き詰める「シコクママコナ」のピンクに包まれて、しばし息を整えた。
 ヒメシャラノ林をぬけながら稜線をたどる。花のないミツバツツジ・シャクナケ・アケボノツツジ・ヒカゲツツジを横目に、順調に「長崎尾」にたどり着く。 行動食で、少し体力回復を待ち、つづいての「矢筈岳」へと急ぐ。分岐からは、ほとんど藪であった矢筈への道も、踏み跡がしっかりとついていた。集合写真を 写すと、分岐へ戻り昼食を予定していた林道との出合いへ急ぐ。杉林の中のアップダウンが、しつこいぐらい続く。山腹をトラバース気味に、ひょっこり林道に 出る。車座になって、楽しい昼食である。笑いの絶えない、この上ない時間である。

  下山は、杉林から始まり、だんだんきつい勾配の登山道の下りとなる。沢音が、だんだん大きく聞こえ始め、左に豪快な「白滝」が見える。後のお目当ては、花 だ。宮崎固有の「キバナノホトトギス」、そして、ここにしかない「キバナノツキヌキホトトギス」である。出会えて、皆の歓喜の声があがる。地元と言うこと もあり案内役をしたが、皆のほころんだ顔を見ると、私の充実感も上がった。山が好きで、自然が好きで、そのなかけがえのない自然にやさしく触れ合える仲間 達である。気持ちの良い山行であったと思う。欅谷を流れる沢づたいに抜いた、トロッコの軌道跡がそのまま遊歩道を、なごりを惜しむようにゴールへ足を近づ けた。


10 日キャンプ場駐車場泊----11日6:55登山開始--9:00尾鈴山山頂--休憩--9:20山頂発--10:20長崎尾--10:55矢筈岳-- 11:30林道--昼食--12:30下山--13:15白滝--15:00下山・駐車場--木城温泉--17:00自宅着


参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            やまびこ会
年齢 43           西都山岳会
山数合計 151           計9名
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