水流渓人のページ「家族登山日記」No,98

2002/7/10
韓国岳
からくにだけ
1700b

登山口から見上げる 山頂にて 5合目から
 
 今日は、ネットオフ会で「阿蘇・高岳」を予定していた。前日、台風6号が接近してしまい、安全を考慮して、中止を決定していた。ところが、進路を東より にとったおかげで、朝から青空がのぞいた。やはり、どこか出かけないと1週間にメリハリがつかない。まだまだ体調の整わない女房を誘って、歩行距離の短い 山へ出かけた。
 えびの高原に到着すると、視界が遠く感じられた。韓国を見上げると、後の雲がユックリ動き、まるで山が移動しているかのように見える。日差しも強いの で、女房の「日焼け止めクリーム」塗りも入念だ。駐車場には、数台車が止まっている。平日の割に人気の山は、訪れる人達も多いって事だ。それに右に倣え! しているのが私達だな!と思うと、すれ違う人達も親近感が湧いてくる。
 ここの山は、5合目付近までは急登だが日陰がある。以降は、なだらかだが日陰が無い。久しぶりの歩きに、女房のペースは上がらない。顔色を見ながら声を かける。少し、水分補給の休憩を多く取りながら5合目を迎えた。あとは、笑い声も出る会話をしながら山頂である。「5年ぶりにここに来たわぁ!」と女房が 言った。思えば、家族登山を始めた頃登って以来である。あの時、3歳だった長男がグズリながらでも山頂を踏んでくれて、涙が出そうになったことを思い出し た。今は、大崩を歩いても息も乱れない。親にとっての5年は、久しぶりだなぁ・・で済むかも知れないが、子供の5年の成長は素晴らしいものである。そし て、それを感じることが出来る私達は、とても有り難いと思う。

 弁当を食べながら、いくら眺めても飽きない景色を眺めた。日常の景色のなんと、薄い浅いもの か・・・!と思える。しかし、この雄大な自然を目の当たりにして、そんな小さなしがらみや感傷は、すべて飲み込まれていく。自然の中にいると、人間は本来 の感覚を取り戻し、「有り難い」とか「感謝」とか「感動」とか・・・、そんな素直な気持ちを感じることができると思う。


8:15自宅発--10:10到着--10:25登山開始--11:305合目--12:25山頂--昼食--12:50下山開始--13:155合目--13:55下山----17:00自宅

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠          
年齢 43 42           
山数合計 143 54            
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