水流渓人のページ「家族登山日記」No,93

2002/5/4
田原山(鋸山)
たはらやま(のこぎりやま)
542b

南峰 杓子・小松岩方面 八方岳の登り
 
 5月連休の家族登山は、国東半島の「両子山」か「田原山」を考えて準備していた。各市町村から、観光パンフレットも取り寄せ、国東半島を散策する予定であった。
 連休が近づき、長女の中学の参観日が3日に入った。仕方なく予定をずらし、コースも変更を計画仕直していると、山の会の仲間のじっちゃんが我が家に相乗 り参加することになった。重ねて前日までの雨天気で、雨のテント泊もなんだか気乗りがせず・・・・で、急遽「バンガロー手配」をしてみる。電話問い合わせ をする事10カ所、「カウベルラントくす」「菊地渓谷・水の駅」が、いとも簡単に手配できた。こうなると、「田原山」下山後、玖珠町へ向かい、翌日「菊池 渓谷」散策、そして、何度も行きそびれている「南関町/セキアヒルズ」へ行き、高速で帰宅パターンが決定した。
 出発日前日になると、他3名の山の会の仲間も、なんと国東半島入りしているとの電話が入り、それなら合流しようとなったのである。
 登山口へ到着し、前日までの雨と岩稜歩きのコースの為、女房と長女・次女・次男は、周辺観光待機とし、下山口への迎えを引き受けてくれた。いつも申し訳 ないと思っている。待ちに待った家族での山行計画でもあったが、コースでの事故を考えるとそれも決断だとあきらめた。結局大人5名+長男のメンバーで、登 山口を後にした。
しばらく、杉林を歩く。少し勾配がきつくなり汗が出てくる。リズム良く足を前に出しながら、「滴石」の看板が目に入り、コースが右方面にずれる頃、空が近 づいてきた。稜線が近くなった証拠である。一気に登り詰めると視界が開けた。別府湾から鶴見岳・由布岳まで見えている。曇り空だが、視界は結構いい。
 一息入れると、南峰を目指す。ぬかるんだ黒土の登山道を慎重に歩き、ちょっとで南尾根をつかむ。スリル満点の岩稜歩きのスタートである。山慣れたメン バーはヒョイヒョイ歩く。記念撮影をすると、すぐ「大観峰」へ進路をとった。鎖場に女性は大歓声・・・、楽しい楽しいの声がこだまする。長男も、細引きザ イルで確保したものの、安定した登りで登り切った。素晴らしい景色に、しばし見とれてしまった。500bの展望、それはそれで1000bの山では味わえな い良さがあると思った。お茶を飲み、おにぎり1個かじる。
 ここからの下山は、鎖をつかんでであるが、濡れた岩場は日陰で滑りやすく、長男は立木に支点をとって確保した。無事通過。一気に八方岳への岩場を登る。 ここが、田原山のピークとなる所である。振り返ると通ってきた南尾根が綺麗にカーブして見える。空の色を見ながら、先を急ぐ。
 股覗き岩から、「太陽石」「屏風岩」「障子岩」の景色を楽しむ。特に、太陽石は男性シンボルに見え、女性が喜ぶ声をあげたのは言うまでもない。小松岩、 杓子岩と細い岩稜帯を抜け、経岩下で、一度「囲観音堂」を見るために下り、また経岩向けて登る。「腹減った!」の声に、無名岩で軽く昼食をとるが、やはり 雨に遭わないに越したことは無い!と、早々に下山にかかる。
 下り始めてすぐ、登山口と熊野磨崖仏への分岐がある。ここで、下山場所を決めるために、女房に電話連絡をとり、「熊野磨崖仏」へ回って貰うことにした。後は、一気に杉林の中を高度を下げ、観光地へ下山する格好となった。
振り返ってみると、低山名山と賞されるはずだと思った。コース・展望ともに素晴らしい山であった。
 ここで、「中山仙境」へ行く仲間と別れ、今夜の宿「カウベルランドくす」のバンガローを目指した。

登山口8:45−南峰9:20−大観峰9:45−八方岳10:10−小松岩10:38−囲観音堂10:47−無名岩11:05−昼食−下山11:15−分岐11:25−熊野磨崖仏11:45−駐車場12:00

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠



山の会
年齢 43  


4名
山数合計 138
 
56      
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