水流渓人のページ「家族登山日記」No,85

2002/1/23
甑岳・霧島
こしきだけ
1301b

韓国岳をバックに 樹氷 山頂で・・・
 
 正月に続き、女房がつき合ってくれた。腰痛以来15ヶ月ぶりに、正月英彦山を登った。通常の生活では、未だに痛みがあるようだが、徐々に慣らしていく様 子である。一応、大事をとって、往復2時間程度のコースを選ぼうと思っていた。運良く、寒波到来で「霧島」方面に行くことにした。
 小学生組は7時30分に登校した。次男を、9時に幼稚園に送り届け小林へ向かった。生駒高原あたりから、ちらほら雪が見え、標高700bを越すと、車道も雪の銀世界である。
 甑岳の登山口は、露天風呂を少し過ぎたところである。道路脇の駐車場へ駐車し、身支度を整えた。10aぐらいの降雪だが、簡易アイゼンを装着して出発す る。車道から、登山口へ入ると先行者の足跡があるが、往復している足跡である。10分ほど歩くと、ルートを見失ったのが、あちこち歩いた後が残っていた。 おそらく、ここで引き返したものと思われる。始めてのコースであれば、賢明な決断だと思う。ここは、平坦な樹海が30分ほど続き、降雪で、目印も、迷い道 防止のロープも白い世界に飲み込まれていた。
 一度歩いたことのあるコースだが、慎重にルートファインディングを楽しみながら、ゆっくりゆっくり歩く。踏み跡のない雪面は、まるで何もかもを女房と2 人で独占しているかのようだ。雲がたちこめ、時折突風が吹き、木々の雪を舞い上げる。ふと、青空をのぞかせたりする。息が、襟元で氷って張り付いていた。 時計の温度計を見ると−5℃・・・・、山頂へ立つ。
 雲が覆うかと思えば、サァーッと幕を開けた様に、霧島山が浮かび上がる。お湯を沸かし、カップラーメンを食べる。女房は1個119円、私は149円の カップラーメン。これほどまでに贅沢なカップラーメンはないな!と思った。この大自然のロケーションに包まれて味わう、119円であり149円である。真 剣に語るとおかしな感じだが、事実はそうである。贅沢だ。
 下山しながら、時々振り返る。やはり、女房は右足にしびれが出て、極端に遅い。我慢強い性格なので、ついつい心配になる。なんとか、ゆっくりでも雪の霧 島が楽しめた。あせらず、ちょっとずつ、短いコースからでいい。これから先の楽しみのためだ。

9:00自宅発--11:00露天風呂近く駐車場--11:15登山開始--12:15山頂--昼食--12:55下山開始--13:30池めぐりへの分岐--14:00池めぐりコースとの出合--14:10駐車場--16:30自宅着

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠  
     
年齢 42  41 12 10   
山数合計 126 49
       
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