水流渓人のページ「登山日記」No,83

2001/12/12
黒岩山・上泉水山・下泉水山
くろいわやま・かみせんすいざん・しもせんすいざん

1502・1447・1296b

牧の戸展望台より由布岳 黒岩山からの縦走路 上泉水山頂
 
 いつも、おじゃましているネット山の会「やまびこ会」の平日オフである。お題目が、「おでん忘年登山」と言うことだ。
 都合のつく者たちで、前泊キャンプと言うこと・・・、お会いしたかった長崎のJimnyさんも来られるので、私も夕食も食べず、一路、牧ノ戸峠へ向か う。和気藹々としすぎて、宴会は深夜3時近くとなり、旨い酒と豪快な睡眠を楽しんだ。
 翌朝、「雲海がスゴイですよ!」と言う声で、目覚めた。朝焼けと、雲海の中に「由布岳」の双耳峰が、くっきりと浮かんでいた。しばし、雨まで予想された この日、スタートを素晴らしい青空が飾ってくれた。集まり始めた仲間達は、当初の15名がフル参加となり、長崎・福岡・熊本・宮崎の面々が自己紹介をし た。歩き始めると、隊列はゆ〜っくり山頂を目指す。会話を景色を楽しみながら・・・、そんな山行もあっていいと思う。青空は、足下まで私達を覆い、澄んだ 空気は、阿蘇山、祖母傾、そして雲仙も見せてくれた。
 短い登りだが、黒岩−泉水の縦走路からの眺めは素晴らしい。星生・三俣山が、ドデンと鎮座し、硫黄山の噴煙がたなびいき、隠れるように平治岳がある。足 下には、長者原が箱庭のようにたたずんでいた。ここから見える、指山山麓や、坊ケつる方面への森は、うねる様に広がっていた。最後尾を歩きながら、今年の 山行を振り返っていた。膝痛から始まったが、実に思い出深い山行が多かった事だろう・・・。高い低い長い短いきつい楽・・・、取り混ぜて、悪印象の山な ど、あろあはずがない。どの山も、どの自然も、気高く思えた。加えて、ネットを通しての仲間との出合いも素晴らしかった。今も半信半疑で関わるネットでは あるが、自然や山を接点に出合った人達は、どこか光る所を持っていた。自分で登る山の楽しみに加えて、出合った人を通して感じる山の世界も広がった。

 上泉水、下泉水と通り、樹林帯を抜けると、筋湯方面に視界が広がる。防火帯が下山路となっている途中で、昼食の段取りとなった。テーマ通り、各自持ち寄った「おでん」と、大人の飲み物で会話も盛り上がった。
 下山開始となると、三俣山を正面にキャンプ場までアッと言う間に到着する。長者原で、一時解散、来年も・・・と約束をして、帰宅組と、牧ノ戸までの仕上 げ歩き組と分かれる。3.5qあれこれ語りながら、自然歩道を歩くが、アスファルトや階段の整備道でも、登りは結構なものであった。ガスがたちこめ始める 頃、予定刻に牧の戸を向かえた。三々五々、帰路につく。ちと寂しい。


自宅発(19:00)→延岡→竹田町→牧の戸峠(22:20)→→登山開始(9:00)→途中コンパス講習→黒岩山(9:50)→上泉水山(11:00)→下泉水山→昼食会場・草地出合い(11:50)→昼食→下山開始(13:10)→長者原(13:45)→自然歩道→牧ノ戸峠(15:00)→解散→自宅(19:20)

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参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠     

  やまびこ会
年齢 42  41 12 14名 
山数合計 124    

   
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