水流渓人のページ「登山日記」No,78

2001/09/26
天狗ガ城・中岳・久住山
てんぐがじょう・なかたけ・くじゅうさん

1780/1791/1787m

西千里より久住山 久住山山頂 久住山より、左/天狗ガ城、右/中岳

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  すっきり青空の山行が少なかっただけに、今回の久住は楽しみである。本山行は、インターネット山の会「やまびこ会」の平日組オフだが、所属山岳会から、小 松氏が飛び入り参加を表明してくれた。しかも、前泊「牧ノ戸峠」もつき合ってくれることになり、待ち合わせの都農神社へ急ぐ。
 集合地へ向かう道中に、同乗者がいるのは実に有難い。しばらくぶりの同行に、降り積もる話も尽きなかった。
 予定時刻に到着すると、しばらくでシュラフに潜った。私一人、ウィスキーをチビリとやり、届きそうな星空が嬉しかった。

 翌朝、日の出前からウロウロ落ち着かない。久しぶりに8人で歩く。私には、複数で歩けることがワクワクであり、ましてや、初顔合わせも2人いるのだ。
 朝食を取りながら、青空を満足げに眺めた。風は、秋風である。集合時間には、全員が揃い、牧ノ戸を出発した。今回、世話人を務めた福岡のしげさんと、計 画コースを3座省略することを決め、ペースを掴みながらコース取りをすることとなった。
 私が先頭を歩く、沓掛山、そして花に出会いながら扇が鼻分岐である。少し休憩をするが、全員至って元気である。多少ペースを上げながら、星生崎を過ぎ、 避難小屋・久住分かれ付近で景色を楽しんだ。皆顔色も良い、「中岳」へは、計画通り「天狗ガ城」経由で進路をとる。急登のコースに、少し、ため息も聞こえ たが、本来のコースなので、あまりにも容易なコース設定もイケナイと思った。単なる「中岳」ピストンも考えてはいたが、辛さも登山の楽しみの一つであるこ とには違いなかった。あいにく、山頂はガスがかりだが、登頂笑顔は、なにものにも変えられない。私も、初のピークなので嬉しいのは確かである。
 続いて、ちょっとした岩場を下り「中岳」へ向かう。山頂は、すぐだ。しかし、私も経験の浅い頃、山の距離感が掴めずに、気持ち的に負けていた。この距離 は15分だな!と、急登に取り付いた。九州本土最高峰の、「中岳」山頂に立つ。全体的に、ローペースなので、先頭で少し距離を開ける。これは、今まで、先 輩達に無言で教えられた事。少しでも付いていこうとする事が、自分のレベルアップと気持ちのトレーニングになったのだ。絶対、歩けそうもないコース?!歩 く前から、そう決めつけて思うのは、精神的に弱い証拠だ。そして、自分がどのくらいで歩けなくなるのかは、知っておくべきだと・・・。今回のコースで、さ ほどの鍛錬になるのかは判らないが、昼食を控えて、後、1座「久住山」まで登っておく事は大切だと思った。

 そして、全員が、「久住山」の山頂に立った。素晴らしい天気と、眺望と、仲間達であった。私は、体力がない方である。決して、ハードなコースは登れない し、選ばないと思う。でも、少し、精神的に強くなってきたと思う。それも、大切な自然と、大切な先輩と、大切な仲間達、そして大切な家族がいるからだと思 う。

7: 20自宅発--11:00牧ノ戸峠--(車中泊)--8:10牧ノ戸登山口--8:39沓掛山--9:29扇ガ鼻分岐--10:05くじゅう分かれ-- 10:28天狗ガ城--11:03中岳--11:17御池--(昼食)--12:10出発--12:52久住山--15:22牧ノ戸登山口--延岡夕食- -21:00自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠
 


やまびこ会
年齢 42  41 12 6名 
山数合計 116

       他1名
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