水流渓人のページ「家族登山日記」No,73

2001/08/14
金御岳
かねみだけ

472m
全景 山頂にて 山頂より

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 都城盆地を見下ろすこの山は、山と渓谷社「宮崎県の山」に紹介されている。鰐塚山へ登るときも、少しためらいがあった。車道が頂上まで延びているという ことである。ただ、鰐塚山は、トレーニングと思い、私だけ登山道を歩き、女房と次男は昼食弁当を持って車待機してもらった。なんのなんの、歩き始めて見る と、自然林の中を静かに歩けた。同様に「金御山」も、山頂付近まで車道が走っている。この山を、家族登山の1座と位置づけるには、少し気が引けような気が した。正確には、記録と残すには・・・である。

 盆休み、4日間を河原キャンプで過ごすために、出かけたが、雷と大雨に出会い、仕方なく1泊で撤退した。さあ、何しよう!となったわけである。雨にずふ 濡れになったキャンプ道具を眺めながら、翌日の準備などする気にはなれなかった。もちろん、どこへ行こうか?などと考える気にもなれなかった。朝起きる と、雨と雲と快晴が、頻繁に入れ替わる天気・・、しかし、予報は回復傾向ではある。よし、雨後の景色でも・・・と、午後から家族全員で車に乗り込んだ。
 思いつきとは言え、「金御岳」の展望台の目的地は決めていた。西都市から綾町をぬけた。途中、高岡町で、樹齢800年という「去川の大イチョウ」を眺 め、都城市へと入った。地図通りに、峠の売店までたどり着くと、子供達は、早速「かき氷」を食べた。遊歩道の階段を、スリッパやサンダルで、しかも、子供 達は、手にかき氷を握り、5分で山頂展望台である。見渡せば、素晴らしい景色が広がっていた。噴煙をあげる「桜島」、山頂部を雲に隠した「霧島山」、そし て、「都城盆地」が箱庭のようだ。以前、高千穂峰から、快晴の景色を見た。そして、標高472bからの展望を、そこで見た。家・田・道路・・・、クッキリ と見える。鳥肌が立つほどの鮮明なパノラマだった。気がつけば、腰痛で家族登山を離れている女房が、そこにいた。丁度1年前、四国「剣山〜次郎笈〜丸石山 〜かずら橋縦走」以来の、山頂集合写真である。実にヨカッタ!と、私が何度も言っても、子供達は「何それ?」ってなものだ。

 帰路、都城市から日南市に抜ける、国道222号線を走る。「酒谷キャンプ場」を覗き、「道の駅」に立ち寄る。少し休憩すると、ここに置いてあるパンプ に、「石橋」と「棚田」の紹介があった。近くで、作業していた地元のおばあちゃんに話を聞いて、訪ねてみた。どちらも、キャンプ撤退の副産物であった。

12: 30自宅発--13:30去川の大イチョウ--14:45金御岳峠駐車場--15:00登山開始−-15:05山頂展望所--15:20駐車場--16: 20酒谷キャンプ場--16:40道の駅--16:55石橋--17:10--棚田--日南--北郷--田野--夕食--20:30自宅
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠 ●    
年齢 42 41  12   
山数合計 101  47   50 50  49  37    
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