水流渓人のページ「登山日記」No,67
2001/05/16
雁俣山かりまたやま
1315m
雁俣山 満開シャクナゲ
二本杉展望台より 山頂 ミスコースのおみやげ

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 フッと注意散漫になることがある。今に思えば、結果オーライの楽勝ハイキングだが、事前に地形を把握していなかったし、ガイドブックを参照してもいな かった。決定的には、地図を持参しなかったことだ。登り50分、下山30分と書かれた文字が、なんとなく不完全な行程に思えてならなかった。
 自宅から、西米良経由で五木村へと向かう。ダム工事は着実に進み、村をまるごと移設する、大規模な造成工事も進んでいた。さらに、奥へ「五家荘」を過 ぎ、登山口となる「二本杉」へ到着する。立派な峠の茶屋が出来て、広い駐車場も整備されていた。昼食を済ませ、待機組の女房・次男と別れ、歩き始める。 「カタクリ」の花には、もう遅い事は判っていたが・・・、未だ出会っていない花に、かすかな期待もあった。久しぶりの青空に、新緑が眩しい。足下には、可 愛い「ホウチャクソウ」がいたるところ咲いている。しばらくで、カタクリコースと直接山頂コースへ、道が分かれた。これが、勘違いの原因であった。
 なんなく山頂へ、展望の良いパノラマをしばし楽しみ、東に延びた稜線の、すぐ隣のピークを、先ほどの分かれ道のピークと思いこんだ。見ると、稜線に、終 わりかけた「ヒカゲツツジ」、今からの「ミツバツツジ」が見えていた。とりあえず、別ルートと思い、踏み込んだ。そして、いけないのはそこからである。隣 のピークは、思いこんだところと違う事が判った。判っているにも関わらず、しかも、地形の把握も地図もないまま、回り込んで、元の登山道に戻ればいいと考 えた。丸くなっていると思った稜線は、実は直線であった。藪斜面を下り、出会った道はまったく違っていたが、それでも方向は正しいつもりでいたのだ。
 それでも、違っていても林道・車道へは抜けるはずと思いこみ歩く。ひょっこり出会った地元の人に現在地を聞いて、自分を疑った。近道を聞いたが、杉林の 中は、まったく方向が判らない。後で判ったが、ただの感での歩きは、糸の切れた凧状態。結局、同じ車道(後から判ったが)へ出てしまっていた。1時間10 分かけて、車に戻り、しばらく落ち込んでしまった。事故とか遭難という大げさではないが、注意散漫な自分にである。
 砥用町へ下り、清和村〜五ヶ瀬〜延岡〜西都と、一回りドライブ登山が終わった。

ミスコースしたルート図

8: 30自宅発--9:25西米良・村所--湯山--五木村--五家荘--11:50二本杉--(昼食)--12:10登山開始--13:05山頂--13: 15下山開始--14:25登山口到着----14:40帰路へ--砥用町--清和村--五ヶ瀬--延岡--7:05自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠 待機       待機  
年齢 42               
山数合計 94              
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