水流渓人のページ「家族登山日記」No,66
2001/05/3・4
一目山ひとめやま涌蓋山わいたさん
1237m/1500m

インターネット山の会やまびこ会分科会「やまびこキッズくらぶ」

登り始め 一目山山頂 九重スキー場を望む

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  ネット仲間「やまびこ会」のファミリー分科会で、子連れ家族登山組が揃っての、キャンプ会である。地元の山の会にも関わりがあるが、同じ環境での集いも面 白いものと思い参加した。参加と言うよりは、言い出しっぺであるのだが、先週の諸塚山で幹事を引き受け、熊本の方に今回の幹事をお願いしてしまった。場所 確保、食事の準備、計画・・・、すべてしていただきありがたかった。
 会場となる九重町「泉水グリーンキャンプ場」に集合し、テント設営後、「八丁原地熱発電所」を見学後、「一目山」登山となった。
 一目山は、九重スキー場正面の山である。子供の足でも15分で山頂だが、こんなピークハントもたまにはいい!子供にとっては、記録更新のボーナスポイン トの山である。久しぶりに、子供4人が口を揃えて「登る!」と言った。午前中は、周辺が濃霧だったが、しだいに視界が広がり、山頂から「みそこぶし山〜涌 蓋山」「九重スキー場」が見えた。野焼きの跡に、可愛い「キスミレ」がたくさん出迎えてくれた。
 その夜は、総勢30名ほどの仲間・仲間家族が集い、子供は子供同士、大人は酒酌み交わし、大自然の中でストレスのない時間が過ぎて行った。

 翌朝、5時に目が覚めた。キャンプ場から涌蓋山のシルエットが見える。次第にはっきりとして来る輪郭が、とても美しくやさしい山容である。わいわいがや がやと、朝食を済ませ、おにぎりを作りキャンプ場を後にした。登山口となる「小国はげの湯」は、このキャンプ場からは正反対側だが、最短で山頂に立てる コースである。
 未舗装路の林道を抜け登山口へ到着する。ファミリー登山集団の行列である。12人も子供がいると、我が子も普段の文句を言わず歩いた。やはり、刺激があ るのか、順調なペースの登りである。驚いたのは、次男5歳の歩きに粘りが出てきた事、長男に至っては、8合目付近を歩いていた私と次男の所まで来て、「も う、山頂に行ったから降りてきた。」と、ケロリとして言った。「おいおい、昼の弁当は山頂で食べるんだぞ!」と言う私に、「えーっ!」と言いつつも、ま た、走って登っていった。ずいぶんたくましくなったものだと関心させられた。
 展望のいい山頂は、たくさんの登山者で賑わっていた。登りやすいこの山は、結構な眺望である。ハルリンドウが咲き乱れ、子供達のはしゃぐ声も気持ちい い。すっかりうち解け逢った子供達を見ていると、どの子の表情もとても素晴らしい。眺めている親の顔も、いい表情をしている。確かに、山は、そして、登山 は、人にかけがえのない何かを与えてくれているに違いない。
 下山後、仲間達と再開を誓い、別れる。我が家を含め、2家族のみキャンプ場に連泊。
5合目付近より山頂を 山頂大集合

ハルリンドウ


【一目山】 登り15分−−−下り13分
【涌蓋山】 9:40泉水キャンプ場発--11:00登山口着--11:20登山開始--12:25涌蓋山山頂--昼食--13:30下山開始--14:20登山口--タラの芽採り--16:30泉水キャンプ場
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠 待機 オフ会
年齢 42     11 9 7 5 25名
山数合計 93     48 48 47 35   
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