水流渓人のページ「家族登山日記」No,59
2000/11/3
熊本側黒峰
1、283m
何て、きのこ?豆粒ほどの大きさ。 林道から 親父だけ、楽しそう!
樫の切り株に 左、黒峰。右、トンギリ山 山頂
 
  水曜・祭日、会社が休みである。文化の日、子供達と一緒に休める貴重な日でもある。去年、全員で、紅葉真っ直中の”親父山”に立った。稜線をわたる雲、紅葉のジュータン、障子岳の霧氷・・・忘れられない光景であった。
 そして、今年この時期、女房は椎間板ヘルニアになってしまい、歩けない。私は、ロングルートは自信がない。膝、ひざ、と言って、病院にも行かず、登れない言い訳ばかりしているのがとてもくやしい。言い訳・・、別にしなくても誰も何とも思わない。ただ、自分で自分にプレッシャーをかけているだけである。そこで、目先を変えた。この時期、短時間で登れる県内の山を、ピークハントし、ホームページのレポートを増やせばいいと思った。バカげているのは判っている。ページ充実の為の登山なのか?人に訴える登山なのか?・・・そんなもの答えが出るはずがない。県内100山は、自分の目標でもある。考える必要はない。ただ、好きな山へ行ってるだけで、答えは十分だ。
 熊本・清和村へ到着すると、黒峰方向へ左折した。林道は、ぐんぐん高度を上げ、ひょっこり牧場へ出ると展望が開ける。祖母・傾、九重、阿蘇五岳、霧立が一望できる。振り返れば、手の届きそうな所に、「黒峰」、右に可愛らしく「トンギリ山」が並んで立っている。
 昼食を済ませ、身支度を整えると、登山口まで行かず、牧場から歩いた。山頂までの距離も短く、いきなりの登りより、足慣らしも兼ねてだ。砂利道に、ヤマラッキョウのピンクの花が、まるで花火のように散らばり、リンドウも競うように咲いていた。タイヤで踏まなくて良かったと、ホッとした。
 登山口からは、少し傾斜がきつくなり、道も湿っているが、落ち葉が埋め尽くしフカフカで心地いい。
「おとうさん、山頂はまだ?」
の、声を聞く前に視界が開け、
「あれっ。」
「えーっと、ここからどっちへ行くとぉ。」
「ここが、山頂やが。」
「なんだ。しばらく遊んでもいいやろ。」
しばらく休んで、下山を始めたが、案の定、だんだんと膝の痛みが増してきた。気がつくと、長男1年生にも追いつけず悲しくなった。
「おとうさん、先に車に戻りない。私たちはしばらく遊びながら行くわ。」
「今日は、ぜんぜん汚れんかったね。」
と、根子岳の泥まみれを恋しがっていた。
 車に戻り、荷物の整理を終える頃、3人が走って戻ってきた。黄色い泥の切り落としの斜面をよじ登って、水溜まりの泥で団子を作って来た。
 高千穂温泉のロビーを、泥まみれの子供3人。ニタニタ歩いて入浴。
 
6:50自宅発−−12:00熊本/清和村・牧場−−昼食−−12:50登山開始・牧場−−13:10登山口−−13:10山頂−−14:10下山開始−−14:26登山口−−14:40牧場到着−−高千穂温泉−−21:20自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠 待機 待機
年齢 41 40 12 9 8  4  
山数合計 85 45 44 43    
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