水流渓人のページ「家族登山日記」No,57 |
2000/10/25
熊本県根子岳東峰
1,408m |
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大尾根道出会い |
ヤマラッキョウ |
尻で滑って下山 |
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自宅を、予定より1時間遅れで出発した。日之影を過ぎると、回復傾向の天気予報とはうらはらに、雨が落ちだした。高森へ向かい、外輪山にさしかかると、今度は、濃霧である。
「あーっ、今日は温泉三昧だね。」
このところ、座骨神経痛で、本日登山口待機の女房が言った。膝が痛いくせに、歩きたい気持ち優先の私は、内心"登り1時間の行程だし、雨でも行くぞ!"と決意していた。下り坂にさしかかると、霧がとれ高森の集落が見えた。しかし、本日目標の「根子岳」は、すっぽり雲の中である。
目標の「前原牧場」登山口を探し、ウロウロ。牧場へ入り込み、両脇に牛を眺めながら、突き当たりの登山口に到着した。身支度を整える頃には、先行の数組が早々と下山してきた。見ると、誰もがドロだらけである。
「どうでした?」と聞く私に、
「ぬかるんでいて、すごいわ。」
と答えが返ってきた。本日の登山隊は、私と上3人の子供である。末っ子と女房は待機なので心配もないが、ポツリポツリの空にカッパとスパッツを着用した。
登り始めると、滑る滑る。斜めになった泥田状態で、草を握り、爪を立て、ズリズリ登るとも落ちるとも区別出来ない状態で、行進が始まった。ひたすら石の混じらない黒土だけの道である。悪戦苦闘する私と長女を後目に、次女と長男は、ドロドロではしゃいで登る。とても追いつけず、「ちょっと待って。」の連発である。
予定タイム1時間の倍をかけ、東峰の三角点を踏んだ。泥まみれの手で、行動食をとりながら、下山の事が気になった。短距離とは言え、滑れば落ちそうな所が2ヶ所あった。山様のごとく、谷の浸食がはげしい。しかし、そんな注意をしっかり守れる子供達に成長していた。
滑り転けるのは私だけで、次女・長男に関しては、足裏と尻と両手を器用に使いながら、はじめから滑り台状態である。バランスの良さ、安定性、そして、早さ。敬服してしまった。遅い私と長女を待ちながら、遊びながら、ブルーとピンクのカッパのはずが、真っ黒となり、途中出会った夫婦の登山者を驚かせていた。私も、少し伝授してもらったが、この歳では前につんのめりそうで、かえって恐ろしい。泣く泣く最後尾につく。
登山口を迎えると、待っていた女房が、泥の雄志4人を記念撮影。後は、高森温泉にザブンと浸かり、帰宅8時。 |
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6:00自宅発−−9:00高千穂コンビニ−−10:30登山口(前原牧場)−−12:50東峰・山頂 休憩・おやつ−−13:15下山開始−−14:15登山口−−高森温泉−−延岡にて夕食−−20:15自宅着 |
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参加者 |
ぱぱ |
まま |
長女 |
次女 |
長男 |
次男 |
ゲスト |
出欠 |
● |
待機 |
● |
● |
● |
待機 |
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年齢 |
41 |
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11 |
8 |
6 |
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山数合計 |
83 |
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44 |
43 |
42 |
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