水流渓人のページ「家族登山日記」No,49
2000/5/10
夫婦2人の初山行に「花のプムムナード」が待っていた。
尾鈴山〜矢筈岳〜南矢筈岳
1,405m / 1,374m / 1,217m





 





 





 
アケボノツツジ シャクナゲ ヒカゲツツジ
 
 次男の通う幼稚園で、延長保育が始まった。夕方5時まで預かってもらえるのだ。折しも、尾鈴のアケボノツツジが新聞に掲載されていた。時期的に、シャクナゲも楽しめるはずだと、行っていない矢筈への縦走に、女房と2人で出かけた。
 帰宅時間に制限があるので、車2台で向かった。1台を九重頭駐車場に残し、もう1台で登山口へ、滝方面でも登山口方面でも下山ルートがとれるためだ。ガイド本には、滝方面へのルートが多く紹介されており、2万5000分の1地図に記入されている矢筈と南矢筈の間の尾根ルートの状態が判らなかった。尾鈴だけの往復では、花に出会えないし、矢筈方面への縦走は、折角大人だけなので足を延ばしてみたかった。加えて、先週の石鎚山は次男4歳のペースであったし、息が詰まり、足がふらつく感覚も味わいたかった。それに、噂でしか聞いていないシャクナゲの群落に出会ってみたかった。
 登山口から、順調に号目数を稼ぎ、1時間52分で尾鈴の山頂を迎えた。視界のない山頂にたどり着くまで、アセビの散った花と、ミツバツツジしか見れない。下降気味に矢筈へと進む。左へと視界が広がるが、雲が垂れ、時折、青空をのぞかせる程度である。進むにつれ、ちらほらシャクナゲが見え始めた。よく見ないと、見落としてしまいそうな可憐な色彩の花である。庭木では味わえない、自然のままの美しさである。しばらくで矢筈に近づき、葉の出始めたアケボノツツジが辺りを覆い始めた。中でも、初めて見た、ヒカゲツツジの黄色の花が、新緑の緑と、断崖の高度感とにマッチして、忘れがたい光景に出会えた。まさに、シャクナゲのプロムナードの縦走路であった。
 登山道は、しっかりと整備され、心配した下山ルートも確認できたので、そこから先の南矢筈の山頂も踏み跡を残し、登り下りを連続して、下山ルートへ入った。いつも、あまり人に会わない平日登山だが、花のシーズンなので、数人とすれ違った。
 私も体力はないが、しっかり歩いた女房の事が、花以上の喜びである。
 
8:00次男幼稚園に預ける−−8:10自宅発−−9:10登山口−−9:42・3合目−−10:05・5合目−−10:36あと500m標識−−11:02尾鈴山頂−−11:25鞍部〜昼食〜−−11:50出発−−12:37矢筈岳−−3:05分岐−−13:14南矢筈岳−−13:22分岐−−14:14林道出会−−14:55登山口駐車場−−木城温泉−−16:30自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠          
年齢 41 40          
ピーク合計 73 42          
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