水流渓人のページ「家族登山日記」No,48
2000/5/5
瓶ガ森
1,897m





 





 





 
のどかな笹の原が続く 瓶ガ森・女山山頂 瓶ガ森林道より
 
 登山の2日続きは、子供達にとっても、家族にとっても初めてである。当初、5日は、松山市内を散策し、松山城・道後温泉に行く計画であった。相当のブーイングも覚悟していたが、石鎚山から眺めた景色や、ガイド本に掲載された写真を見ると、どうしてもそこを歩き、風を感じてみたかった。
 子供達から、折衷案が出された。午前中は、宿泊している「ふるさと村」の施設で遊ぶという事だ。広い場内には、リンゴ園・天文台・民芸村・アスレチック・広場・釣り堀などがあり、折しもGWのイベントが催されていた。まず参加したのは、場内の各施設を歩く「クイズラリー」である。前日の登山の疲労など関係なしに、2q以上を走った。続いて、木工である。長男の入学時に買ってあげなかった本棚を、民芸村の木工教室で作った。作り始めたら私が夢中になってしまい、昼食が遅れてしまった。
 ケビンを出発し、前日の登山口「土小屋」からさらに奥へ進んだ。瓶ガ森林道を、高度1650bまで上り詰めると、登山口となる「瓶ガ森駐車場」へ着いた。
 ここの周回コースは、1.8q。子供達には、「ハイキング」と言ってある。登り初めて、男山に続く急登で、すれ違う人達に、歩けるか心配されながら、子供達はなんなく山頂に立った。ため息しかでない素晴らしい景色が待っていた。山頂を踏む事を目的にする場所ではなく、出来ればゆっくり昼寝をしたいと思った。ひろがる笹の原、まばらに立つ枯木立、視線をずらすとくっきりとした石鎚のシルエット。歩けるからこそ味わえる喜びである。豊かだと思える瞬間でもある。
 天候と全員の体調も良好だった。翌日、10時に「ふるさと村」を後にし、三崎港からフェリーに乗った。帰路、私の頭は夏休みの山行の事で一杯だった。場所は「剣山」なのだが、縦走途中にキャンプをしたいと思っていた。夕暮れと夜明けを、家族で経験したいと思った。
 
久万高原ふるさと村−13:00ケビン出発−−14:00石鎚スカイライン入口−−14:40瓶ガ森駐車場到着−−14:50登山開始−−15:35男山頂上−−15:57女山頂上〜休憩おやつ〜−−16:10下山−−瓶ガ森ヒュッテ−−17:00登山口−−19:10ケビン到着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠
年齢 41 40 10 8 6 4 30
ピーク合計 70 39 39 38 36 27  
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