水流渓人のページ「家族登山日記」No,47
2000/5/4
石鎚山(西日本最高峰)
1,897m




 




 




 
石鎚スカイラインより 上部の景観は荒々しい 弥山より天狗岳をバックに
 
 今年のゴールデンウィークは、どの山にするか迷っていた。次男4歳が自力で踏破することが必須であるからだ。私の背中で、21山の山頂を迎え、自力で5山目となる。家族全員登山として、今後の展開にも影響は大きいからだ。
 ある程度の危険度と体力度は、山行の満足度を上げてくれる。長女・次女・長男は、それなりの経験と体力が備わってきている。後は。古代より篤い信仰を集めてきた「神宿る石鎚山」が、暖かくその懐に包み込んでくれると信じた。
 さすがの連休である。登山口となる「土小屋」は、登山者や白装束に身を包んだお遍路さん達でごったがえしていた。支度を整え、整備された登山道を歩き始めると、数分で雪渓が現れた。5月に、しかも四国で雪に出くわし、喜ぶ子供達とは反面、滑れば一気に谷底である。緊張がみなぎった。
 二ノ鎖小屋まで通常1時間半を、次男は2時間20分でたどりついた。ここからは、ますます雪が渋滞を発生させ、鎖場を迂回したにもかかわらず、滑る路面と足場に、私も女房も4人の子供達にプレッシャーをかけた。
 苦労して迎えた山頂は、素晴らしい眺望を与えてくれた。間違いなく西日本最高峰であり、百名山に名を連ねる名峰であることは間違いない。翌日訪ねる「瓶ガ森」、遠く東予市、その向こうに広がる瀬戸内海まで見渡せた。振り返れば、重なり合う山々。そして、圧巻は眼前に迫る「天狗岳」である。昼食を済ませ、子供達を女房に任せ、大阪から参加の義弟と、天狗岳の山頂へ岩場をよじ登った。その痩せた稜線からの高度感はスリル満点、あまりの凄さに笑いがこみ上げてきた。
 下山も気を抜かぬ様、子供達に注意を与え、雪は慎重に、尾根道はルンルン気分で、登山口を迎えた。
 往路4.6q3時間半、復路4.6q3時間、計9.2q6時間半。家族6人で成し遂げた充実感は大きい。
 
 
3日自宅発−−久万高原ふるさと村ケビン泊−−4日6:20ケビン出発−−7:00石鎚スカイライン入口−−7:40土小屋到着−−8:00登山開始−−10:20二ノ鎖小屋−−11:00三ノ鎖小屋−−11:30石鎚・弥山山頂(昼食)−−12:10天狗岳へ−−12:55大混雑の末「天狗岳」−−13:30下山開始−−14:10二ノ鎖小屋−−16:29登山口−−18:00ケビン到着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠
年齢 41 40 10 8 6 4 30
ピーク合計 69 38 38 37 35 26  
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