水流渓人のページ「登山日記」No,46
2000/4/12
新燃岳・獅子戸岳・韓国岳
湯之野登山口〜大浪池登山口
1,421m / 1,428m / 1,700m





 





 





 
獅子戸岳より新燃岳・高千穂峰を望む コバルトブルーの新燃火口湖は、とても神秘的 韓国岳より大浪池をバックに落合君と
 
 長男入学・次男入園の春、1人での山歩きに出かけた。
 明るいコースで、ロング、そして、まだつないでいなかった「霧島」の完結編として、中岳登山口から大浪池への縦走コースを選んだ。高度差を利用し、ゴールの大浪池登山口に車を置き、自転車で中岳登山口を目指した。「ギイ〜イ゛ッ。」と、ブレーキ音をたてながら、ペタルを踏む事なく移動した。
 何頭もの鹿に出会いながら、中岳と新燃岳とをつなぐ、木製遊歩道に出会うまでは4.5qの行程。当然、誰と出会うこともなく新燃岳の山頂標識で、しばらく「高千穂峰」を眺めた。曇り始めた空と、強い風は、体温を下げた。遠く、黄色いウエアの登山者が、こちらに歩くのが見えた。
 新燃岳の火口縁からは、急な下り、そして、獅子戸岳へ急登。グッとなる腹へ、おにぎりを2個送り込むと、また、エネルギーが貯まってきた。ここで、黄色ウエアの彼と出会い、言葉を交わす間に、意気投合して同行した。最後の韓国岳へのザレ場急登も、息を上げながら、喋りながら楽しめた。
 カナダ国籍の「落合さん」は、生まれも育ちもカナダで、英語教師として京都で6年暮らしたそうだ。アメリカ大学院へ行く夏の間まで、あちこちするらしく、「屋久島」の帰りに立ち寄っていた。さわやかな彼の話は、私の気分まで爽快にしてくれた。下山ルートも温泉も同行してくれることになり、今夜の宿泊まで誘ってしまった。押しつけだったかも知れないが、そのまま別れてしまうには寂しかった。どことなく魅力ある彼と、もっと話したかった。快く、我が家への宿泊を引き受けてくれた彼を、家族も出迎えてくれた。
 翌日、フェリー乗り場まで送り、別れた。素晴らしい人との出会いも、山がもたらした恩恵なのだろう。
 
5:15自宅発−−7:00大浪池登山口−自転車にて移動−−7:26湯之野・中岳登山口−4.5k−9:05新燃岳−−9:45獅子戸岳−−11:45韓国岳−昼食−−12:30下山開始−−13:05大浪池展望台−−13:55大浪池登山口・下山−−新湯温泉−−17:10自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 41            
ピーク合計 68            
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