水流渓人のページ「家族登山日記」No,39
1999/11/2
親父山
1,644m




 




 




 
登山口付近の紅葉が素晴らしい 風の冷たさと、露の着いた草に濡れる 山頂から霧氷のついた障子岳
 
 紅葉のベストシーズンを迎え、以前から行ってみたかった親父山を選んだ。コースタイムも子供達向きだし、都合によっては障子岳まで足を延ばすつもりでいた。
 当日は、相当に冷え込んだ。登山口付近の紅葉は、まさにピークを迎え、ブナの黄色とモミジの赤で覆われていた。動いている私たちはいいが、私の背中の背負子の中で、次男が震えていた。鼻水をたらし、始終寒いと言っていた。5合目を過ぎる頃、クマザサに覆われ始めた登山道は、朝露がたっぷりで、雨具の着衣を余儀なくされた。
 調子よく登ってくれた子供達だった。山頂から見た、障子岳や天狗岩は霧氷で白くなっていた。古祖母へ続く稜線の紅葉も素晴らしく、時折、顔をのぞかせる太陽の光線で、その美しさを貴重なものにしていた。元気の出ない次男の事を考え、障子岳へは断念し、下山を急いだ。
 四季見原キャンプ場は、私達家族だけだった。絶景のテントサイトだが、吹く風の凄さも大変なものである。テントの張り綱を頑丈にし、バタつくテントの中で「鍋」をつついた。夜は氷点下になったのだろう。
 霜の降りたテント、3センチもある霜柱もびっしりとはっていた。
 朝日に輝く、六峰街道沿いの山々、そして、圧巻は阿蘇山が言葉通り「仏の涅槃像」として、目の前に広がっていた。
 スタートしないエンジントラブルで、入会したばかりの「JAF」への依頼となった。規定距離、規定作業時間で無料となり、なんだか得したような気分だった
 
5:10 自宅発−−7:40 高千穂町内−−8:00 登山口着−朝食−8:45 登山開始−−11:10 山頂着−昼食−12:15 下山開始−−13:30 登山口着−−14:30 四季見原キャンプ場泊− テント内「鍋」−−3日翌朝、車故障「JAF−−19:30 自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠  
年齢 40 39 10 8 6 3  
ピーク合計 59 31 34 33 30 19  
Copyright(C)  水流渓人 All Rights Reserved
 
inserted by FC2 system