水流渓人のページ「家族登山日記」No,35
1999/8/13
宮之浦岳
1、935m




 




 




 
小花之江河 快晴の宮之浦 山頂
 
 「九州の最高峰」、「洋上アルプス」、「世界自然遺産」、「屋久杉」、「10、000oの降水量」………。
 家族旅行で、屋久島行きを決めた。事前のガイドブック調査で、どの登山ルートも、家族登山には無理であると判断した。夏休みに入って続いている悪天候も考慮し、運が良ければ私と弟が挑戦することにした。
 屋久島に到着し、翌朝3時に目が覚めた。外に出で見ると満天の星が輝いていた。急変する天候は、視界を許してくれるか分からないが、週間天気予報のズレを予測してみた。本日は曇りだが、明日の晴れ間が、ズレてきそうだと感を信じて、登山を決定した。
 登山口が、近づくにつれ、しだいに興奮してきた。ヤクスギランドを通過する頃、ようやく空が白み始めた。数分後に通過した「紀元杉」のシルエットは、ゆっくりとした時間の流れを感じさせてくれた。
 歩き始めると、青空が見えてきた。それにしても、素晴らしい森である。初めて経験する「古代の森」は、鳥肌が立つほどの感動と安らぎをあたえてくれる。計画どおり、順調なペースで宮之浦岳に近づく。快晴の天気と、視界に収まらない展望が迎えてくれた。人は、感動しすぎると、震えも、ため息も出ないものだと感じた。
 屋久島は、暖流の中に浮かぶ島である。上昇気流による雲が、目の前で迫り、永田岳を覆う。前日、そして、翌日、猛雨に見舞われたそうだ。日帰りの山行には、あまりにも惜しい気分で一杯だった。そして、次回は家族全員での山頂を望んでみたい。
 「縄文杉」のトロッコ道…。伐採の軌道を敬遠し、森を見てよかった。「木を見て、森を見ず。」…。観光の登山でなくて本当に良かったと感じた。
 
3:30起床 屋久島青少年旅行村−−4:15キャンプ場 出発−−4:45安房−−5:15ヤクスギランド−−5:30淀川登山口−−5:40登山開始−−6:17淀川小屋−−7:30小花之江河−−7:40花之江河−−8:08黒味岳分岐−−8:30投石平−−10:00宮之浦岳/山頂〜昼食〜−−10:45下山開始−−11:45投石平−−12:15黒味岳分岐−−12:30花之江河−−13:10小花之江河−−13:40淀川小屋−−14:25淀川登山口−−16:30キャンプ場 到着
 
参加者
 
ぱぱ
 
まま
 
長女
 
次女
 
長男
 
次男
 
ゲスト
出欠 待機 待機 待機 待機 待機 弟 
年齢 40           29 
ピーク合計 55            
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