水流渓人のページ「家族登山日記」No,30
1999/4/29
諸塚山/赤土岸山/二上山
六峰街道〜アケボノツツジに誘われて〜
1、324m / 1、169m / 1、082m




 




 




 
緑地広場から諸塚山を望む 自力2山目の次男が山頂一番乗り  アケボノツツジ
 
 
 標高1000メートル付近を通る「六峰街道」は、北方町の「速日の峰」から「九左衛門峠」、「真弓岳」、「諸塚山」、「赤土岸山」を経て、高千穂町の「二上山」を通る。天候も期待できるし、新聞には「アケボノツツジ」の開花が報じられ、家族全員での登山を予定した。
 朝4時に、自宅を出発し、速日の峰を朝日が染める頃、この街道を走り始めた。本日、竣工式を迎える、国内最大級を誇る風力発電の「風車」が、その存在感をたたえていた。当然の如く、右往左往の山間路に、私以外のすべてか車酔いを訴え始めた。それどころか、阿蘇・久住・祖母・傾山系を一望できる絶景に、私一人が感動のうめき声をあげ、他全員が嘔吐のうめき声をあげていた。40キロほど走り、ようやく「諸塚山」の登山口に到着した。アケボノツツジ目当てのカメラ愛好家達が、所狭しと三脚を登山道へ広げていた。素晴らしく可憐な花びらだと思った。そのアケボノツツジ越しに、見える山々と青空、そして、自力での2山目を目指す次男がいた。整備された登山路を、私の手につかまりながら、1時間10分で登りきった。長女・次女は、はしゃぎながら先頭を歩き、長男は女房と楽しそうに歩いた。急登もなく、なだらかな尾根を通って山頂へ出る。とにかく好天と360度の眺望に圧巻されながら、軽い休憩をとっていると、同日、岩登りの為「比叡山」へ向かっている阿万氏から、無線連絡が入った。
 下山を始めると、ようやく登りの人達と交差するようになった。次女が、すれ違う人と交わす挨拶にまじえて、「言っときますけど、私は女の子ですからねぇー。」と、先手を打っているのには、笑った。そういえば、いつもすれ違う人達から、「頑張ってるねぇー、ボク。」と言われ、ムッとしている彼女を見る。
 私の背中にしがみついた次男を従え、「赤土岸山」「二上山」をやり過ごす頃、昼を迎えた。すいた腹と、そろそろ飽き始めた子供達。諸塚山開きの会場になる、砂利なのに「緑地広場」近くで昼食をとり、しばらく自由時間をとった。子供達、「山登り」は遊びとは思っていないようで、遊びながら登っている筈なのに、遊びたい遊びたいと言ってばかりいる。このままでは、家族登山の限界が来そうなので、私自信の相当な意識改革をしなくてはならない時期の様だ。2時間ほど、何やらゴソゴソ遊ぶ子供達の近くで、小指ほどに太い諸塚産ワラビを採った。
 「真弓岳」「九左衛門峠」は、探したが頂上を確認できず、目当ての「速日峰」ETOランドへ急いだ。閉園まで30分なのに、子供達の遊びは大噴火状態となり、アスレチックに滑り台、ゴーカート、レストハウス。一応すべてをいじくりまわし、国内最大級の風車なのに、子供達の目に止まったか定かではない。 
 
4:00自宅発−−6:20ETOランド横−−7:30諸塚山登山口着−−7:45登山開始−−8:15/5合目−−8:55「諸塚山」山頂−−9:20下山開始−−10:10登山口−−〜移動〜−−10:30登山開始−−10:50「赤土岸山」山頂−−11:00下山開始−−11:15登山口−−〜移動〜−−11:30登山口−−11:50二上神社本宮−−12:15「二上山」山頂−−12:40登山口−−13:00緑地広場〜昼食〜 ワラビ採り/休憩−−15:00真弓岳・九左右衛門峠−調査−−16:20ETOランド−−17:40夕食−−20:00自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠  
年齢 40 39 9 7 5 3  
ピーク合計 50 26 30 29 24 14  
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