水流渓人のページ「登山日記」No,29
1999/4/14
国見山
1、036m




 




 




 
ギンリョウソウ 日向の国を見渡せる? 「ララ」登場 
 
 精神的に不安定である。何をしても充実感がない。おまけに、やりたいことが一つも片付いていかないイライラ感はつのる。新しい人間関係が煩わしくてたまらない。何かやりだそうとすると、あれもこれもと頭が渦巻き、結局時間だけが無駄に流れていく夜が何日も過ぎている。前回、山頂にたどり着けなかった「高千穂峰」では、ずいぶん考えさせられてしまった。親の満足の為に山登りをさせられる子供達には、本当の笑顔が無かったこと。ピークをめざすことのみの登山に酔い、家族と過ごす時間の大切さを忘れ、何かするには結果や成果のみを追求していた。楽しさが必要である。簡単に登れる山も必要である。テーマは「家族登山」なのだから・・・・・
 「おたく、山に行きなっとぉ。」
 「登るんじゃったら、ここに名前書いとって。」
と、言いながら、児原稲荷神社に隣接した、うどん屋のおばちゃんは、怪しげな封筒から1枚の紙を手渡してくれた。山頂からの展望図が、乱雑に走り書きされたコピーであった。つけ加えて、
 「ほら、ララも一緒に行って来ない。山頂まで案内してくるっがぁ。」
そこの飼い犬ララと、同行することになった。なかなか賢く仕込まれた犬で、呼ぶとすぐに現れ、道を案内してくれた。尾根に取り付き、1時間で稜線に出た。そこから約1時間で山頂であった。グルリと展望があり、特に児湯西都の平野部から日向灘にかけての眺望が良かった。霞んで見えるシーガイヤ・オーシャン45は、興ざめであるが、名前のごとく日向の国を見渡せる山である。
 それにしても、案内犬ララの素晴らしさと言うより、陰謀とも思えるすさまじさは、山頂での愛妻弁当の襲撃事件で明かとなった。おにぎりは食べず、おかずだけを食べる犬なのであった。落ち着いて、景色でも眺めながら食事どころでなく、左手で犬を押さえながらの昼食であった。
 下山。ぜんまいの宝庫であることを特記しておく。
 
8:30自宅発−−9:25児原稲荷−−9:33登山開始−−10:30/5合目付近の肩−−11:30山頂−〜昼食〜−−12:20下山開始−−山菜取り−−14:00登山口−−13:15自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠            
年齢 40            
ピーク合計 47            
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