水流渓人のページ「登山日記」No,23
1998/11/11
兜巾岳・五葉岳・お姫山
1,488m / 1,570m / 1,550m




 
五葉岳は360度のパノラマ(祖母傾が一望)
 秋、絶好のシーズン。だと、思うと、先週に続いて山に行きたくなった。単独かとも思ったが、またもや失業中の川尻恭子が、2つ返事で同行してくれた。日之影から見立へ向かい、仲村橋を右折すると日隠林道へと入る。曲がりくねったダートを走ること30分で、登山口となる集材場へ到着した。この付近は、かつての鉱山跡、その女朗墓がある。女朗墓、お化粧山、お姫山と続く名前には、なにか妖艶で悲しい響きを感じる。
 支度を終えると、兜巾岳へ向かう。登山標識が以外に少なく、山頂へ続く枯れ沢を直登するルートへ決めた。沢とは言え、浮き石のガレ場で、滝跡の岩場を越すと微妙に谷が分かれ、地図で兜巾岳に近い左の谷を進む。標識は消え、踏み跡もなくなるが、入山地より尾根と谷を確認していたので、コース決定に不安はない。2つ目の滝跡の直登を試み、岩のもろさに断念。右を巻くと沢も終点。竹薮越しに、山頂近くの尾根が見えてきた。ジンクス通り、川尻恭子と薮コギは、運命的なものとあきらめ、竹薮突入。ほどなく縦走路へ出ることができた。私のリュックに比べ、冬山へのトレーニングを兼ねる彼女は3倍近い荷で、しかも、笑顔。さわやかと言うより、おそろしいと言う方が適切だろう。兜巾岳の山頂を踏むと、五葉岳へ尾根を歩く。登山道は、殆ど竹に覆われているが、登山道はしっかり確認できる。しかし、標識がおおざっぱなので、常に地図で確認しながら進んで行くのは、基本中の基本と思った。好天に恵まれ、視界360度の五葉岳山頂は、後方に九重連山を従えた祖母・傾の山群が迫り、大崩山、六峰街道の走る諸塚山々・・・、宮崎を代表する山の展示場であった。眺めながら昼食を済ますと、お化粧山へと向かう。多少のアップダウンで山頂標識のある岩上に出、記念撮影をして先を急いだ。
 ブナの大木の立つ三差路は、下山ルートと加納山への分岐である。加納山まで欲を出したいが、下山ルートが往路でなく、地図にないルートなので、往復3時間の行程では、下山途中に日没になると不安、と判断。早めの下山を決定。日之影温泉を楽しみ、六峰街道で日没見学後、帰宅の計画変更をした。道を迷うことなく、車を止めた地点に戻る。
 混浴?ではなく、川風の吹く露天風呂で、今日の山行を思い出し、六峰街道の中小屋天文台での日没は、山影となって見れなかったが、今回も天候、景色、コース、そして、パートナーに恵まれ3座のピークを踏む事が出来た
5:10自宅発−−9:15登山開始−沢コース+藪−−−10:30縦走路(兜巾岳下)−−10:40兜巾岳分岐−−10:50兜巾岳−−11:00兜巾岳分岐−−11:35五葉岳−昼食−−12:45発−−13:00お姫山−−13:30ブナの三差路−−14:15登山口−−15:20日之影温泉−−17:00中小屋天文台−−18:15日向灘レストラン−−20:10自宅着
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           川尻
年齢 39           39
ピーク合計 40            
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