水流渓人のページ「家族登山日記」No,18
1998/6/17
祖母山(宮崎県最高峰)
1,757m




 




 




 
登山口で夜が明ける 山頂にて 9合目あけぼの小屋
 
 梅雨の合間、予報は雨。しかし、強運で有名な親戚の叔母が、絶対晴れると宣言した。それを信じて、久住以来の家族登山を決行した。平日なので、当然子供達は学校・幼稚園を休ませることになるが、今後、実るか分からない「家族登山」を信じてみた。
 前夜、誰もいない登山口に着くと、満天の星空が待っていた。テントを張り、次女と長男と共にシュラフに潜り込む。
 翌朝5時、青空が迎えていた。車内で寝ている女房と長女に声をかけ、準備と朝食を終えると、7時に北谷登山口を後に出来た。人工林の中を緩やかに登ると、背後に親父山を望める。2合目を過ぎて水場に着く頃には、程良い汗がにじんできた。今回は、次女が先頭。2番手が長女。長女は、次女のペースを調整しながら、後続との調整をとる役目である。いつも先頭の次女は、姉の指示に従い、自我を押さえ弟を気遣う訓練である。3番手が女房。最後が、私と長男。ガイド本の下調べでは、往復11キロ近くの行程の割に時間が短い。勾配の緩さは、家族の味方だと予想していた私の考えは外れた。
 それにしても、次女は抜群のペースである。始終、軽い足取りで先頭を努めた。長女は、たくましい足取りで、家族のペースを保った。長男には、きつい距離であったが、涙を見せず歯をくいしばった。素晴らしい天気に恵まれ、山頂では、周囲の祖母・傾山系が眼下に広がった。間違いなく県内最高峰の山頂であった。強すぎる程の日差しを受け、梅雨最中の贅沢だと感じた。昼食も忘れ、360度の展望に酔った。
 あけぼの小屋に下り、昼食をとった。立派な小屋を見学し、話題のコンポストトイレも見たが、残念ながら「男子小便禁止」のふだがあった。環境を考えたバイテクトイレとして注目していたが、十分に機能していないようであった。
 下山道は、思ったよりもグリップがよく、先月の身障者登山で整備された跡がうかがえた。
 今回、子供達の発見。タヌキの死骸。それに群がる蠅。タヌキ・猪の足跡。巨大ウシガエル。
 私26山目、女房16山目、長女19山目、次女19山目、長男14山目の記録となる。
 
20:10自宅発−−〜延岡・高千穂経由〜−−23:30登山口駐車場着−−7:04北谷登山口−−7:57/3合目−−千間平−−8:44/5合目−−9:07三県境−−9:55国観峠−−10:05/8合目−− 11:26山頂−−11:50あけぼの小屋−昼食−−12:55下山開始−−13:49国観峠−−14:21三県境−−14:45/5合目−−15:113合目・水場−−16:02登山口着−−〜高千穂温泉〜−−21:30帰宅
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠    
年齢 39 38 8 6 4    
ピーク合計 26 16 19 19 14    
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