水流渓人のページ「家族登山日記」No,16
1998/5/3
久住山/沓掛山
1,787m / 1,503m




 




 




 
久住山をバックに ハルリンドウ キャンプ場にて
 
 待望の、ゴールデンウィークがやってきた。かねてから、久住登山を計画していたが、阿万夫婦、川尻恭子が同行する事となり、心強い。2日夜、自宅を9時半に出発、竹田経由で久住入りした。久住町を過ぎると、ものすごい濃霧がたちこめ、牧ノ戸峠登山口へ午前1時着。車中で就寝。それにしても、家族6人が荷物満載のランクルに寝るのは、素晴らしく窮屈である。
 翌朝、7時起床。回復傾向の天候に感謝し、峠から見た由布岳は雲海の上にポッカリ姿を現していた。8時25分、登山を開始、私が次男を背負っているので、登山5ヶ月ぶりの女房は、満載リュックの重さと体調不調の為、バテ気味。沓掛山まで、コンクリート舗装された登山道が、一気に高度を上げ、眼前に素晴らしい九重連山の眺望を広げてくれた。岩混じりの尾根は、ようやく登山道らしくなり西千里へと続いている。子供達も元気に歩くが、私の体温は5日前から37度を下回っていない。長い西千里を歩くと、正面に久住山が、どんどん迫る。西千里を過ぎ、久住避難小屋付近は、連休の登山客で、色とりどりのウェアーの花が咲いている。左に硫黄山の噴煙を見ながら、久住分かれを過ぎると、大尾根を直登し、久住山1787mの山頂標識へたどり着く。久住分かれから、阿万氏が次男を背負い、山頂は長男と迎えた。先着していた長女・次女・女房も、後着した私達を待って、全員で記念撮影。家族だけとは違い、子供達は少々甘え気味。なだめたり、すかしたり、叱ったり、誉めたりで、ピークを迎えるのだが、今回の登頂は、仲間の手助けもあり結構楽に登ってしまった。私個人的感覚としては、登らせてもらったような気持ちで、多少の不満も残る。連休などの混雑する山では、迷惑にもなりかねないので仕方ないのかも知れないが、今後の家族登山の進め方についても、いい経験となった。
 山頂は、風が強く、気温も下がり、熱いラーメンが旨い。前夜の不十分な睡眠で、長男は昼食も食べず眠り、12時30分、下山を開始すると、睡眠を妨げられた長男が、泣きわめいて歩くのをいやがる。こうなると、女房でなくてはダメだ。長い交渉の末、昼食代わりにビスケットとチョコレートを食べ終えた長男が、久住分かれまでたどり着いたのは、登りの倍の時間を費やしていた。周囲には迷惑だが、これこそ子連れ登山の醍醐味だと思う。以後、遅れながらも長男は女房と手をつなぎ機嫌良く歩いた。次女もふざけながら、私と楽しそうに歩いた。長女は、阿万氏に背負われた次男とともに、常に先頭を歩いていた。沓掛山で記念撮影を済ませると、一気に牧ノ戸へ下り、下山の無事と喜びをアイスクリームで祝った。休憩時間を入れて、登り2時間50分、下り3時間。子連れ参考タイムである。
 
21:30/2日西都発−〜延岡・竹田経由〜−−1:00牧ノ戸峠着−−車中泊−−8:25登山開始・牧ノ戸峠−−9:10沓掛山−−10:00西千里・星生別れ−−10:30避難小屋−−10:55久住別れ−−11:30久住山頂−昼食−−12:30下山開始−−13:45避難小屋−−14:20西千里・星生別れ−−15:00沓掛山−−15:35牧ノ戸登山口−−16:30泉水キャンプ場泊
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠 他3人
年齢 39 38 8 6 4 2  
ピーク合計 24 15 18 18 13 5  
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