水流渓人のページ「登山日記」No,14
1998/4/15
高千穂峰
1,574m




 




 




 
お鉢 山頂・天の逆鉾 George
 
 行きたくて仕方なかった山登りが、3ヶ月ぶりに実現した。2月以降、会社の休みが平日になり、しかもその休みが雨ばかりであった。しかも、女房の知り合いのそのまた知り合いの依頼を引き受け、初対面のオーストラリア人を案内する事になったのだ。案内の都合上、感動がなくてはならない。それに、私だって楽しくなくてはならない。スケールの大きさと、私が始めてでも案内出来なくてはならない。迷わず高千穂峰が決定した。
 当日朝6時、単語羅列の私は、初対面のジョージへ訳の分からぬ挨拶を早々に、出発した。それにしても、道中の車中2時間。なんとかなるものである。一言も日本語を喋る必要がない状態を、英語だけで過ごすことができた。依頼された時から、不安より期待が多かった。月謝も払わず、外人を1日チャーター出来るのである。まして平日ともなれば、人も少なく、下手英会話を盗聴される心配なく登頂できるのである。山登り・クライミング好きのジョージは、自分が日本語を分からない事を、始終私に謝り、私の下手英語を誉めてくれるほどの気のやさしさである。車も母国で私と同じランクルらしく、会話が尽きることはなかった。
登り始めて、ジョージは「グッド エクセサイズ!」「グッド ビュー!」と連発。子連れでないスピードにあえぎながら、1時間20分で山頂を踏んだ。去年、家族で縦走した霧島連山のパノラマを楽しみながら、今度は、タスマニア島のブッシュ・ウォーキングの案内を約束してくれた。
 下山後、2人で新湯温泉に入り、日本らしい霧島神宮を辞書片手に案内し、御池に寄って帰宅した。その間、10時間半を英語で過ごせた価値は大きい。私より英語達者な女房より、すんなりと口をつくヘンテコ英語で、入船のうなぎをご馳走した。以後、迎えが来た午後9時まで、15時間をジョージと過ごし、今回の山行の満足感が、今日までのストレスを一気解消してくれた。
It was very nice seeing you.
 
6:00自宅発−−8:20高千穂河原着−−8:26登山開始−−9:18御鉢−−9:28−−9:40背門ノ丘−−10:10山頂−−11:00下山開始−−11:46石畳終点11:56−−12:13高千穂河原−新湯温泉−霧島神宮−御池−−16:30自宅着
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男 ゲスト
出欠           他1人
年齢 39            
ピーク合計 20            
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