水流渓人のページ「家族登山日記」No,3
1996/11/9
比叡山
918m




 




 




 
岩場大好き長女は、登れそうだと飛びつく 迫力の1峰をバックに786bピークにて
 
矢筈岳側からの全景

 
 
 先週の白鳥山で、次女をかばう私の態度に、少しムッとしていた長女と私自身の為に、2人の山登りを決行した。夜12時支度を終え、自宅を出た。途中、コンビニで食料と忘れたカメラを購入し、登山口に到着したのは2時、助手席で眠ってしまった長女をシュラフに入れ、私もすぐに眠りについた。
 長女の声で目覚めたのは、朝7時。家で準備したコーヒーを飲み、簡単な食事を済ませた。それにしても他に誰もいない。ゆっくりと準備を整え、千畳敷入口から入山する。ここからでは前回登った丹助岳が、矢筈岳の陰になって見えないが、そのうち見えるはずだと長女に説明した。しだいに急登が続き始め、いつもの長女の「来なければ良かった。」の声が出始める頃、私もしだいに足が重くなってきた。一日中日陰の登山道は、岩が苔で滑りやすくなっている。おまけに必死に根を張り巡らす、雑木の根っこが特に滑りやすい。そして、1峰ピークに立った。素晴らしい雲海と、そそり立つ2峰の岩峰の眺めに、しばし時間を忘れて見入ってしまった。ここから行けるところまでは、行く覚悟だったので、長女を説得し尾根を歩き始めた。
 45分ほどで、2峰の尾根と合わさる760mのピークである。また視界がひらけ、雲海が見える。尾根も険しさを増すとともに、登山道に草が覆い被さるようになってきた。目印のテープはあるのだが、かぶさる草や木で確認しにくくなっていた。「下りに迷う」との言葉が脳裏をかすめ、枝を時々折りながら足跡をつけながら先を急いだ。岩が大きく裂けている隙間に、鉄はしごがあり、登ると眺め最高の岩峰の816mピークに到着、狭い岩場の上で昼食をとる。低山のためまたもや紅葉を楽しめた。
 下山時は、足を滑るので長女は悪戦苦闘し、登りより1.5倍の時間を費やした。今後のコースタイム設定の参考になった。苦労した分、帰路の満足感は最高!
 
0:00西都発−−2:00登山口−車中泊11/9−8:00登山開始−−8:05千畳敷−−9:151峰展望台−−10:30 760mピーク−−11:00 816m岩峰ピーク−昼食−−12:30下山−−13:30 1峰ピーク−−15:40登山口
 
参加者 ぱぱ まま 長女 次女 長男 次男  
出欠          
年齢 37   7        
ピーク合計 3   3        
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