水流渓人「hot-news」

2011年11月16日
  
だき山登山道から素敵なルートを徘徊し「人形岳」へ登る。

厳しくも爽快なトラバースルートをたどり彷徨う

 
  

 先週、「地蔵岳」を登ると、ついつい同方向に足が向く。快晴な一日をどこで過ごそうかとも考えていたが、6月に「だき山」をひぃ〜こら登った時に、課題と残していた「人形岳」に決めた。何度も、上鹿川地区から見上げるも、地蔵岳の途中から見下ろすも、同定出来ない山頂であった。
 見つけにくい山頂に立つのは、それは魅力的な事だ!何人登っただろう?誰か標識を立てているだろうか?岩峰に阻まれ敗退しないだろうか?たくさんの要因を想像し、前へ進むのはワクワクする。そして、この山域で、最近公表された氷瀑の滝「神楽ルンゼ」の途中だろう・・・滝の上を通過する所にルートを見つける!そう決め歩く。

  
  
佐土原駅に子供を送り・・・日の出だ! 比叡・矢筈・・・すんばらしい青空っ!
  
  
霜・・・今年初めての・・・ ダイヤモンド人形岳?!
  
    

上鹿川から「地蔵岳」を見る。先週歩いたコースが見て取れる。

  
 

こう歩いたんだろうなぁと、想像の域・・・登ったのにどこがピークか判らない。

   
   
地蔵岳を見る 途中、鉾岳が見えた
  
 
崩壊の崖 沢に降り立つ
  
  

 

 駐 車位置のすぐ上へと尾根を歩くが、少し左へ、少し左へと人形岳方向に歩いていたら、だき山登山道に出る。やはり、道は歩き易いので、グイグイ高度を上げ、 ズバと正面に地蔵岳や鉾岳が見渡せる付近から登山道を外れる。なかなかコース取りは難しく、トラバース方向に大きな崩壊斜面が見え隠れし始めると、「無理 かな?」と気持ちが弱くなる。何度も地形図とにらめっこしながら、やはり、ここからは崖が多く無理だ!と、勝手に思い込む始末・・・。しばし、下山の方向 に足が向くが、もう一度深呼吸して、とりあえず谷を下り、水音のする沢を目視する事で判断する事にした。結構きつい下降だ。ズリズリズラズラ下り、沢に降 り立つと、なんと方向にルートがイメージ出来てきたではないか!!敗退を覚悟で進む。斜面は、間違いなく岩場にうっすら乗った土に根付いた木々で、いたる 所崩壊している。気を引き締め慎重にトラバースする。景観はすこぶるワクワクヒヤヒヤする。藪山に秀逸な空間が多いのは、異空間だからだろう・・・。最 後、大岩の谷を詰め上がり「人形岳」を完結する。
 一番高い所が山頂とは限らないこの山なので、周辺をうろうろしてあちこちで写真を写す。

  
  
いよいよ、突き上げた! 標高点だろう山頂を歩き回る
 
 
詰め上げた谷の紅葉は、なんとも妖艶な感じだった。
  
  
登山道に合流する 落ち着いた森に下山する。
 

  少し多めに目印をつけ、回収しながらの下山だから、案外早く駐車位置に到着した。まだ、2時・・・。「もう1座行けるな!!」と、未踏山地図を周辺から探 し始める。一番近いのは「竹の畑山」だが、この山では時間が足りない。もう少し南下すると、なんと山頂直下に林道の伸びた「石橋山」が目に入った。しかも、槇峰鉱山近くから「耳々地」地区へいく道からの林道でOKだ!

 
  
林道から、比叡の裏を見る。

 
山頂部 鹿避けネット越しに・・・
 

山頂となるピークへ到着 耳々地から見上げる石橋山山頂部は、見えていない。
  
 

 本当にいい天気で、申し分のないパノラマが楽しめた。今回の両山、三角点も標識もなかった。そして、今週末は、次女の大学の学祭に行く予定・・・。とても楽しみにしている

 
 

登山日記のページへ

 
自 宅発6:25----佐土原駅----槇峰----上鹿川9:20----だき山駐車場発9:45----だき山登山道合流----登山道から別れる 10:24----滝上の谷11:00----岩場トラバース----人形岳12:00----下山12:20----だき山登山道合流13:15--- -昼食----駐車場へ下山14:00----移動----上鹿川----耳々地----石橋山15:25----槇峰----門川温泉----自宅 19:30
  

 Copyright (C) 水流渓人 All Rights Reserved  

BACK

inserted by FC2 system