水流渓人「hot-news」

2011年8月17日 
「国見峠〜木浦山〜白岩山〜木浦林道」夏の28,900歩なる旅

木浦山1441m白岩山693.0m



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  国土地理院の「白岩山」に、「水呑の頭」と標識を立て、そう呼ぶには理由があるのだろう・・・。以前、「白岩」と言う場所に立ったが、そこを「白岩山」と 名付けられている。地形図に表示されているのに違う表現は、ややこしく、間違いの元になる。地形図を読みながら、歩くと、まず白岩山の山頂であるのに、水 呑の頭に立つ訳だから、自分が間違っていると思うと、多分パニックになる「霧立越」だと思う。親切に建てられた標柱が示す先は、明らかに地形図の「白岩 山」なのに「水呑の頭」である。標識を立てるなら、あちこちにその理由まで書いて建てておくべきではなかろうか?事故が起きない事を願うばかりだ!!地元 の常識が、すべての常識にはならないと思うのだが・・・。
 しかし、調べていて判ったのは、昔から地元の人たちが「水呑の頭」と呼んでいた山に、国土地理院が「白岩山」と標記したらしい・・・。ならば、訂正を求 める声を大にして訂正させるべきだと思う。まぁ、国土地理院の地形図も、新しく更新して、表示が欠落しているものもあるしねぇ〜。
 まったく、そんな文句を言うために書いているのではなく、前夜から「国見トンネル」付近で仮眠し、木浦谷を中村付近から「木浦山」へと立つべく沢登りに やってきたが、私は変な咳が出て、声が変わっていた。まぁ、小松の親分とじんさんと寝酒だけは欠かさずに眠りについたが、私ばかりが「蚊」の餌食となり、 大量のキンチョールを車内に吹き付け、小松の親分の安眠を妨げる事になった。蚊の音を聞くと、私の思考回路は完全に狂うのだ!!
 で、起きたら雨・・・。風邪の私を気遣うように、お二人から「山歩き」の提案もあり、国見峠へと向かった。

  

国見峠に向かう、かつての265号線の途中から・・・

 
  
すでに、崩壊寸前 途中、土砂崩れの斜面を登る
  
 



1999年9月、家族で訪れた「国見峠」

 
 
自然に帰りつつある「国見峠」 稜線を快適に歩ける
 
 
山頂手前の1352.3mの三角点 木浦山1441m」山頂・標高点
 
 
木浦山山頂の集合写真・・・小松の親分が、あまりにも可愛い顔していたから掲載の1枚!


こういう標識は、嬉しいよなぁ〜 一旦、林道に降りて


「水呑の頭(白岩山)」への標識 快適極まりない霧立の森
 
 

 「木浦山」から、「水呑の頭(白岩山)」への稜線には、おびただしい数のシャクナゲがあった。

  
  
素晴らしい森に抱かれると、無口になり、ひたすら歩くそれぞれがいた。
  
  
水呑の頭(白岩山)」の山頂 下山の頃、青空が広がり始めた。
  
  

  夏の山歩きにしては、実に涼しい風が吹いてくれた。木浦山までと思っていた歩きも、快適で、ついつい「水呑の頭(白岩山)」へと足を延ばした。時間が、 ゆっくり流れいてる様に感じた。日常に浸っていると、ついつい文句が多くなる。山を歩けば、いくら文句を言ったところで、歩かなければ事が進まない。次第 に、きつく辛い歩きが有難く思え、文句を言うという思考が消えている。不思議なもんだなぁ〜。3人で歩きながら、時折、ボソッと会話するだけで、後はほと んど口をきかずにいる。それだからと言って、不思議な連帯感もある。そういう所なんだろなぁ〜!

 
 
帰りは、林道を歩くことにした。また違った景色が出迎えてくれた。木浦山を見る。
  
  
歩いて来た「白岩林道」 ここが、国道だった事が判る遺物
 
    
かつての国道をひたひた歩き・・・ 「国見峠」に戻ってきた。
  
  

木浦谷を見下ろす。

 
 この日、携帯の万歩計が、「28,900歩」を示していた。カシミール3Dで計測すると、累計標高差1,193m。歩行距離15km。暑いが、吹く風の 涼しさに助けられ、楽しく歩けた。そして、度々?多数?の休憩をしながら歩いた。前泊し、時間にゆとりがあるからの贅沢な時間の使い方だったと思う。
 水曜日に、慣れた仲間との山は、何かを取り戻したような気分でもある。7月から、仕事が忙しくなっている。いろいろな人の人生の一部に関わっている。滞 りなく仕事を完了するまで、そして、完了後の虚脱感は、年々大きくなってきている。目標の到達点ばかりを気にして生きて来た若い頃・・・。今、目標をボン ヤリと客観視することに心がけるようにしている。

 

 

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16 日一の宮神社集合21:00----五ヶ瀬23:10----国見トンネル付近泊----17日起床6:00----木浦谷----国見峠へ----道路 崩壊の為駐車(標高1030m付近)----スタート7:20----国見峠7:48----木浦山9:30----林道9:57----水呑の頭(白岩 山)11:15----昼食----下山11:51----林道12:21----林道歩き----国見峠14:45----駐車位置下山15:34-- --五ヶ瀬Gパーク入浴----帰宅19:47
  

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