水流渓人「hot-news」

2010年11月14日 「桑原山〜木山内岳」八本木登山口からピストン

万歩計は「31,000歩/距離23km」と計測していた・・・。ホンマカイナ

 
 

  北川町の下赤地区から上祝子へと道は抜けている。延岡から、その道を左折すると、仁田内の橋手前から右へと入る。最後の民家を過ぎると、周辺は紅葉が出迎 えてくれてた!少し走って黒内地区方面へ右折、ちょっとで「桑原山へ」の標識を左折し未舗装路となる。高度はぐんぐん上がり、周辺の山々が・・・?一 望??霧が出て、スッキリしない様子だ!前回、間違えて歩き始めたヘアピンを更に上にと車を走らせる。すでに4WDでないと厳しい路面になってきた!前回 の確認作業山行?の甲斐あって、ぶれることなく「八本木登山口」の標識に駐車する。

 
  
下赤郵便局の看板を左折 黒内方面へ右折
   
   
「桑原山へ」の標識を右の未舗装路へ 鹿避けネットの中に登山口
 
 

  八本木登山口と書かれた標柱周辺は、すでに伐採されて丸裸の状態。ネットを潜り抜けるのか、くぐるたるんだネットの所には、石が置いてある。わざわざネッ トの中を行かなくても、少し林道を巻くように歩けば、この登山道の上で合流する。それにしても、近くの山肌は、紅葉が最高潮・・・標高700〜900mま で降りてきている。
 しかし、桑原山の急な登りを標高差720m登り、桑原山から鞍部まで240m下降し、更に着山内岳へと240m登り返す・・・。帰路も、一旦240m下 り、240m登り返して、急な斜面を720m下降する。そう認識しながらも、頭をカラッポにして挑まなくては、少々めげそうな計画と天気だよなぁ〜!!

 
 
林道沿いの紅葉は素晴らしい! 「延岡山岳会」さんの設置したオレンジ案内板
 
 
人工林の中にある「矢立峠」 桑原山への斜面は、実に手強い急登!
  
 

 標高1300m辺りの肩の痩せ尾根から、後方に薄く大崩山が見え、桑原山の山頂部が見える。

 
 

すぐにガスが斜面を駆け上がり覆う 登山口から2時間36分で山頂に・・・
  
 
山頂から少し先にある祠 時折、大崩山の塊が姿を現す
 
 
万次越は広い広場になっていた。
ガスの巻かれると迷いそう・・・シッカリ確認。
累々と立つ「ブナ」の大木も、枯れて倒れたのも目立つ・・・。ササは枯れて無い。
  
  
稜線の自然林・・・ホッとする。 南斜面の豊かな樹木達
  
 

  「いつでも途中で止めてやるわい!」と、ガシガシ稜線を歩く。目印のテープは色薄くなっているので、所々張り替えて行く。顕著な尾根道だが、ピークを迎え る度に、支尾根が確認される。帰路に間違わない為には、必ず振り返って景色をインプットする事が大切だ。もちろん。地形図で抑えながら行けば、「ん?」と 思ったときに、引き返して確認出切る。もっと大切なのは、誤って下降しても、登り返すことを嫌がらない粘り強い体力が必要だ!!たくさんの「場合」を想定 しながら歩いてはいるが、復路の景色が、今回のコースほど特徴が薄く、ガスの中での判断力を試された・・・。


  
桑原山から約2時間で木山内岳山頂 振り返ると桑原山があんなに遠い
   

木山内岳の山頂から少し南に降りると、大崩山の巨大岩峰が迫ってきた。

 
   

  青空が広がり、周囲が明るく見えると、気分上々に来た道を歩けた!ガスが覆うと、心細さと、迷った時の想定をイメージするが、強く「間違えない!」をつぶ やいてしまう。木山内岳の山頂には5分と居なかった。支尾根と近くにピークを有する1260m付近の広場に戻り、昼食とした。

 
 
青空に感謝し・・・力を貰い ガスると不安になり・・・勇気を出す
 
  

  桑原山に戻ってきた。14:52。少し、休憩していると、太陽が顔を出し、北斜面の木々に立ち込めたガスの中に、ブロッケン現象を見た!なんせ、初めて見 たので、??と眺めている間に、数メートル先のカメラを手にした時には、太陽は雲の中・・・。でも、嬉しい出来事だった。
 よし!後は急斜面の下降だけだ!と、意気込んで降り始めた・・・。道なりに・・・。「桑原山は八本木と呼ばれていたんだ・・・。」などと考えなが ら・・・。ガスが覆い、延びる尾根は視界にないまま・・・。100mぐらい高度を下げた時に、なんだか周囲の雰囲気がおかしい事に気付く。登る時は二重の ピークになり、1300mの肩あたりからは急斜面ではなかったことを、地形図を見て思い出す。今、下っている斜面はどこまでも急下降していた。走るように 登り返す。(上写真の所まで)
 登る時、「八本木」と書かれた看板を見上げ、登山道でなく、看板を見ながら右なら巻き登ったのが失敗だった。下りは、当然左へと進むわいな!!良く見れ ば、「矢立峠へ」の矢印が書かれている。コンパスを見ると、間違いなくここで、右方向。危ない所だったぜぃ!!最近は、GPS頼りの山行をされる方も多 い。遭難して迷惑をかけるぐらいなら・・・の安全策や、歩いたルートの事後確認・記録保存用にされているみたいだ。財政難なのは確かだが、歩いたところぐ らい戻れる自分でいたいよなぁ〜。それに、最近の悪い癖は、地形図を見ることを重視する余り、目印や登山道を見ていない事が多くなっている。「山感」と は、山での鋭い勘で、熟練者はやはり凄い。地図の細かな起伏でなく、山の谷・尾根全体を掴んで読図を行っている。山を見ている。
 私に足りないのは、「自分の感を疑い、状況を疑い、細かな洞察力と、大胆な判断」であろう・・・。それゆえに、山は奥が深く面白いのかも知れないねっ!!

 
 
やった!「矢立峠」だぃ! 暗くなる前に林道に出て、登山口に駐車した車も確認出来た!
 

      

  自分としては、ずいぶん頑張った計画だった。「宮崎百山」も意識して登ると、後9座となった。つまり「91座」登った事になる。でも、後9座と思うと、な んだか惜しくなっても来るもんだ!ピピッと登るより、今回みたいに頑張ってみたり、より楽しんでみたりして制覇しようと考えている。当然、最後の山は「比 叡山」と思っている。その為に、未だ山頂は踏んでいないのさぁ〜!!

 

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自 宅5:25----八本木登山口7:52----矢立越8:39----桑原山10:28----万次越11:08----木山内岳12:19----鞍 部休憩----万次越13:52----桑原山14:52----矢立越16:10----登山口16:48----自宅19:00
 

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