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2010年11月3日 「根子岳/地獄谷〜南尾根」西都山岳会+α
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縦走登攀隊14名、ハイキング隊6名・・・いざ行かん!!!
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山岳会の山行募集がMLで流れた!去年も行った南尾根へ、今年も出かけることにした。しかし、大きく違うのは、前回6人で登った南尾根を、今回は14名で挑戦しよう!というものだ。
朝、5時に、西都の集合場所に行く!私は、木城町でZEN爺とマッコさんを拾い、都農神社で小松の親分を拾い、高森町へ向う。じんさん、O-ba君が合
流、地獄谷入口で福岡想山会のT君、Tさんが合流し、全員が揃う。地獄谷入口の牧場は、多くの登山者で賑わっていた。車も溢れんばかりで、ほとんどは、大
戸尾根から東峰へだろうが、根子岳の紅葉の人気さが判る。
大戸尾根へ行くハイキング隊と手を振り道を分ける。正面に見える砂防堰堤へ直進する。2つ、3つと乗り越すと、次第に谷は狭くなり、いよいよ、深い地獄谷の底を行く事になる。
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正面に見える、根子岳のシンボル「天狗峰」を目指す。両側の斜面の紅葉は最高潮だ!
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地獄谷の涸れ沢を詰める。
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次第におしゃべりも減り、緊張感が増す!
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ヘルメット・ハーネス・・・
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機敏な行動が成功へ導く
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谷も傾斜を増す
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緊張したガレ場は序章に過ぎない。
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文句の無い、青空と紅葉の中にいる。
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ザレ場は、落石が多発。
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ザレ場で落石が多発した。後続のも鹿児島「黒稜会」の方達に何度も「ラク!」コールをする。緊張のザレが終わると、藪を掻き分けると南尾根の鞍部に抜け、北面の景色が広がった!抜けた人から順番に、ため息と歓喜の声が聞こえてくる。そして、更に悪場は続く・・・。
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南尾根の核心部、落ち着いた素早い行動が大切!全員、登山靴でクリアだ。
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上で、namaさんがアシスト
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紅葉が盛りだよん!
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タカオくん、T君、ナイスなリードです!
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祖母・傾の遠景と、空が実にいい!
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ここを登ると・・・
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天狗峰の鞍部・・・取り付きとなる。
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登山靴で登るが、あちこちとツルツルの岩になっている。天狗への登りは西から25m。
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下でロープを受け取る水流渓人世話人?
いやいや、世話され人!
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地獄谷の紅葉絨毯の中を登っていた!
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ますますくっきり見えてきた祖母・傾のパノラマ
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天狗峰で昼食を食べる。さっさと食べると、下山前の集合写真を写す!ここまで来て、少し安堵の笑みが出てきたが、天狗からの下降も、もちろん緊張しなくてはならない!
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トラバースで降りる者・・・
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懸垂下降で降りる者・・・
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これだけの人数をサッサと登らせてしまうのは、リーダーであるnamaさんの統率力である。緊張しながらも、慎重と大胆を駆使する。初参加の、本年度より
会長のシズ姉、山復帰間もないフミ姉、マッコさんに、しのBさん、いつも笑顔のヨネちゃん・・・。感動の下山であるが、それでも足や体力は自前だから、そ
れも大したものである!
今年、私は卑怯な会長辞退劇をした。重くも辛く、沈む気持ちをどうしても抑えることが出来なかったからだ!今は、少し皆と付き合える時間が出来たが、気
持ちと状況に、無理な参加や山行計画をしなくてはならなかったからだろう・・・。仲間達の報告や計画を聞き、それに加わる状況は私には無く、あっても、ま
だ家族との関わりを強く望んでいたが、その家族という単位も、1つでは無く、成長という自然な形の意志のあるそれぞれの行動になっていた。それは、良く理
解できる。理解できる!理解しなくてはいけない!・・のが、親として大人として判るだけに辛かった。理解は出来るが、納得は出来ない自分がいつもいた。家
族の不調和ではないが、違う形へと移行する事を、私はどこかで怖がっていた。つまり、いつまでも子供達や家族全部が、私の手中にいるとものと勘違いしてた
のだろう・・・。時間があったとしても、皆とは付き合わないくせに、会の長としての自分に嫌気がさした。そうだからと言って、昔の家族全員で!!の行動
は、もう難しい。いや、あの頃も、私の独断と強要で、勝手にスタイルを押し付けていたのでは?と、思考は迷路に落ち込んでいた。
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天狗から降り、地獄谷を覗き込む!
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地獄谷を下山する。急下降!
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日の当たる向きが変わり、紅葉も一段と鮮やかさを増す。
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下山しながら、しみじみと振り返った!厳しかったから・・・とか、紅葉がキレイだったから・・・とか、皆で何事も無く・・・とか、そういうものではなかった。なんとなく、山岳会の山行に参加できた感じが違っていたから・・・の様な気がする。
まだ、私は、これから「山」と、どう付き合うのかは見えていない。止めるかもしれない。時折登るかもしれない。ガンガン行くかもしれない。たくさんの迷
いの中にいるが、呑気に「いつだって止めれるぞ!」というお守りを持てるようになったからだろう・・・。そして、仲間達は、昔からいつもの様に接してくれ
る。
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