水流渓人「hot-news」

2010年5月1日 「東岳898m」いつもの子供学校時間内夫婦登山

宮崎百山に掲載されているから出かけてみたんだなぁ〜。
(上のタイトル写真の葉の虫食い痕は、トカゲに見えるやるろ!!まぁ、どうでも良い事だが・・・。)

 

  何処登ろうか?と、迷い、探す時間に乏しい時、そんな時僕らは「宮崎百山」を目指す???いや、そんな事はないが、未踏シリーズとして地形図や周辺地図や 資料を準備している。その宮崎百山に分類される「南那珂(鵜戸)山地」の13座の内、東岳が唯一未踏であり、土曜とは言え授業のある私立校なので、送って 登山口となる。宮崎市内から山之口方面は、実にアクセスの都合が良い・・・。しかも、ママとは、この東岳と向かい合う「柳岳」も一緒に来ている。まぁ、その続編ってなもんだ!
 横でウトウト寝るママが起きたのは、佐渡ノ元林道手前だったろうか・・・。清武を過ぎ、田野から正面に青井岳が見えていた。しかも、青空である。休みの日に晴れると、何倍も気持ちが明るくなる。そ う言う時、いつも「都合の良い事ばかり言って・・・!」と、気分屋の自分が見え透いてしまう。雨模様なら自分一人が憂鬱を背負い込んでいると思っているく せに・・・。でも、その感じ方に少し変化が出てきているのに気付き始めた。天気であろうがなかろうが、休みであろうがなかろうが、山に行こうか行くまい が、それは、成り行きでも一向に構わない自分にもなってきている。あちこちから聞こえてくる山の花達の開花情報に、まったくの焦りもなくなり、自分の気持 ちが動くままの自然体を受け入れることが出来るようになって来ている。

 
 

  「東岳」は、三股町と山之口町の東方面にあるのが由来らしい。呑気な山歩きには、位置といい、子供就学時間内行動には都合良くて、ニューピークだと適度の 緊張感もあって楽しい。楽しいのだから、今日は来て良かったって事で、万々歳。そんな万歳な気持ちで、このルート図というか、案内図を作ったりしてみたの で、まぁ、見た方はぜひお登り下さいな!目印は、道の駅「山之口」です。少し、三股町方面へ進むと、右手に「たこやき」のお店・・・、そこを左に折れて 「佐渡ノ元林道」へ入る。橋を渡り、「山火事注意」の横断幕を右へ、「祠」を左に見ると右道を進み、しばらくで大きくカーブした所が広場になっていた。支 度を整え、林道をワイワイ喋りながら歩くと、登山口を見過ごし林道の終点まで歩いてしまう・・・。引き返すと、よく判る様に標識があった。いい気分な日 だったので、案内文も丁寧なオッサンである。

 
  
林道から登山口へ(一旦、見過ごし林道詰めから引き返す。) なんともカワイイ・・登山口標識
   
  
結構な急登を進むと、フト大木に出会う! また大木に出会う!
 
  
稜線に出ると、なだらかになった。 数分で山頂標識(無三角点)
 
 

369号線を少し三股町へ向かい振り返ると、東岳が見えていた。れんげ畑が広がっていた。

 
 

  山頂が10時半だったので、まだ昼食にも早く、「じゃ、早く下山して猪八重渓谷に行こうか!」ということになり、休憩なしで下山する。駐車した広場で弁当 を食べ、369号線から33号線、そして28号線の蜂の巣キャンプ場付近で左折し、猪八重渓谷へ向かう。大した混雑ではないが、警備の人が誘導していた。 午前中だけの山歩きでは、少し物足りなかったので、往復5kmの遊歩道は有難かった。登山の出で立ちで遊歩道歩きだから、周囲の観光客には、ずいぶん気合 が入って見えたはず・・・。しかし、遊歩道を歩く観光客の方たちに比べれば、このママでも逞しく見えるから大したもんだなぁ〜。

 
  
遊歩道入口 渓流沿いの遊歩道
   
   
看板に書かれた名称の滝 そして、「五重の滝」到着!
 

  「歩く」をキーワードにすると、少々物足りない遊歩道である。後で調べて判った事だが、「森林セラピー基地」「コケ」に、キーワードがあるみたいだ。息絶 え絶えに歩かれていた初老のご夫婦、釣りをしていたファミリー、かかとの高い靴で歩いていた若い女の子達、3世代で歩かれていたご家族・・・それぞれが、 それぞれのスタイルで楽しんでいた。それでいいんだよなぁ〜。そう言うことに、もっと早く気付けば良かった。最近、経験を積まれた方たちの、自分以外のス タイルの否定発言・文句・悪口・・・、聞くに堪えないでいる。そういう域にはまり込む前に、自己の内面に気付けて良かった。何に対してもそうなのだろう が、「謙虚」というスタイルを忘れたら終わりだ!!!「感謝」の気持ちを忘れたら、それもやはり終わりだ!!!
 最近、「どうして結婚できないのか?」という質問を受けた。結婚する気がないタイプなのだと思っていただけに少し驚いたが、40歳を向かえ、なにかしら 焦りも感じているみたいである。男だが、両親の老いに、自分の人生が関わり始めている。親にとっても近くにいる子が便利だから頼りにするのも仕方ない。こ うなると、ますます結婚と縁遠くなるのだ!と思っているそうだ。女性なら、もっとそういう状況に陥りやすい気がする。しかし、どの人にも共通するように思 えるのは、本人自体が周囲から好まれていない事が多い気がする。誰にでも好かれよ!と言っているのではないが、どうしてこの人は、同性からでも好まれない 態度をとるのだろう・・・と感じる。好かれて、結婚までしたい気持ちがあるのに、それを相手にだけ求め、自己に気付かないのだろう・・・と。私がどうこう 言えることではないが、普通に好まれないのではなく、あえて嫌われる態度・性格である場合が多い気がする。なんと答えれば良いか考え込んでしまったが、 「自分の中の思い込みを少し角度を変えて見て見たら良いのかも知れないね!自分もそうだけど、案外、主観だけで生きていると周囲に摩擦が起き易い気がする ね!」話すほどに真意を伝えられなくなり、「縁だから、焦らなくてもいいよ!」と、ありきたりな締めくくりにしてしまった。
 考えながら、自分も同じだな!と、プッと吹いてしまった。人に好かれようと、自分の価値観でもないのに好かれたい人の価値観に自分を持っていこうとして いただけではないのかな?そういう意味では、人に好かれない主観的にしか物を考えられない人のほうが正直に生きていて、そうして正直なのに人には好かれな い矛盾した環境が「結婚」に結びつかないのかも知れない。こんな時、これ!という固めた意見を持って結婚相談所の人はアドバイスするのだろうか・・・。差 し当たり、私は大好きな自然に抱かれ、自然からも愛される「謙虚」で、「感謝」の気持ちを忘れない人になっていこうと理想を抱いている。カッコイイコトバカリイッテモ、ショセンチンケナオッサンナノダカラ・・・

 

落差25mの「五重の滝」


  遊歩道を歩き終えると、もう温泉には入れない時間になっていた。日南海岸へ抜け、真っ青な青空と海、白い波を見て車を走らせた。よく子供達と磯遊びをした 場所を過ぎるとき、ママが「ここ、よく来たね!」と、ポツリ。たくさんの思い出は持っている家族だが、親としては少し思い出にしんみりしていまう時期にも 来たようだ。

 
 

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自 宅発6:45----学校7:20----清武----道の駅「山之口」----佐渡ノ元林道8:05----駐車位置出発8:30----登山口8: 52----稜線10:22----山頂10:28----下山10:33----登山口11:40----駐車位置11:50----昼食----猪八 重渓谷13:35----五重の滝14:35----戻り15:25----日南海岸----学校16:58----自宅18:00

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