２００９年６月１０日入梅記念　「三尖〜黒岳〜親父山〜障子岳〜親父山」水曜なんじゃこら隊

水曜日となると雨・・・で、先週も鉾岳でのササユリクライミングが中止！
そうこうしている間に、気象庁から南九州の「入梅宣言」が出た・・・(>_<)
あちゃぁ〜・・・！
ならば、その雨を楽しんでしまおうヽ(^。^)丿という、「雨でも歩き隊」企画

　「水曜休みだよー！」と、川キョンからのメールが、私とじんさん（同級生トリオ）に流れる。折しも、６・７日には、比叡・鉾で、大牟田労山の方達との交流会に参加していた川キョンから、小松の親分にも、この涙ぐましい「雨でも歩き・・・企画」が伝わり、霧島１０座に続く「水曜なんじゃこら隊」のこだわり企画となる(^^;;。
　コースにこだわりもない。「ただ登っていない山」「なんとなく祖母傾方面」「温泉＋夕食」なんて事をぼんやり思いつつ・・・(-。-;)y-。しかし、ふと気になったのは三尖という山名。読みは「みっとぎり」と言うらしい。しかし、もっと決定的だったのは、高千穂にある「チキン南蛮定食」が旨いという喫茶店の噂・・・。調べると、なんと「Ｙｏｕｎｇ　Ｅｃｈｏ」・・・ヤング・エコーという店名が、大いに気に入った。今時でない喫茶店世代の私達には、実に「ビンゴ！！」な名である。雨を我慢しつつ・・・と言っても４座？・・・５座歩いて、温泉に浸かり、定食を食べる。(-.-;)y-~~~いやいや、なんとも味のある企画ぢゃないか(＾ｰ＾)v 

どんよりした空は、「雨でも歩き隊」にうってつけだよ(^=^; 

１時間かけて、三尖山頂へ到着。
２５年前に買った長靴で参加したアホ（水流渓人）は、途中足が攣りそうになり、
息絶え絶えにゼイゼイと、なんとか登った(＞。＜)

　まぁ、「楽しく」というと、普通は変だが、性格？感覚？が普通でない人は、山好きには普通に存在している。４人のどの合羽も、一応ゴアテックスみたいだが、水をはじく防水加工は、どこにも見受けられない所がしぶい(〇o〇;)。
　親父山へは、１９９９年に家族で来て以来である。なんとも、その自然林の紅葉には感激した。１１月、親字山の山頂から見た障子岳〜古祖母山の斜面が、樹氷に覆われ、それはそれは美しかった。今年４月「古祖母山」から、今度は障子岳〜親父山への稜線のやさしい曲線、うっすらと飾るアケボノツツジのピンクを見た。今回、気になっていた三尖・黒岳を登りにコース取りしてみたが、三尖〜黒岳の稜線が素晴らしかった。何度か痩せた尾根に岩場も混じり、圧倒的な自然林にうっとりさせられた。各山で、消失しつつある笹もたっぷりと行く手を覆ってくれた。容赦なく降る雨と、吹き付ける風だか、気持はすでに「楽しむ心」に転じていた。こんな時だからこそ、もっとの印象が残ると思った。
　

で・・・、「水曜なんじゃこら隊」の面々が集う「親父山」
結構、ヘトヘトに着いたが、障子岳へは行く気満々のじんさんヽ(*^^*)ノ
気持ちを入れ直し、いざ障子岳へ(=^0^=)/ 

障子岳山頂。展望は効かないが、僕達の眼には、スックと伸びた祖母への稜線が見えていた。

バイケイソウのある道を通り

再び親父岳へと戻り下山する。

　林道途中で、たらふく黄イチゴを摘んだ。よき５０過ぎのオヂサン・オバサンは、ずぶ濡れになりながら、ビニール袋をイチゴで満たし、山を歩いた余韻は気持ちを満たしていた。後は、温泉でまったりとして、チキン南蛮定食で腹を満たすのだった。期待した「ヤング・エコー」の喫茶店は、旧高千穂駅跡前にあり、かつての喫茶店の雰囲気だった。定食も評判通り美味しかった。
　楽しみ方はたくさんあるが、楽しもうとする気持ちがなければタダのくだらぬ事・・・。いろんな物事や、いろんな人を、そんなくだらぬ境地で判断する人間にはなりたくない。物事はたくさんの角度から見て、しかも、興味深く見て、それを楽しむ心を忘れてはならない！加えて、それを一緒に楽しむ仲間を得ると言う事は、とても大切な事だとつくづく思うんだなぁ〜。

登山日記のページへ