２００８年１１月２６日　「第４スラブ〜失われた草付〜ＦＹＫルート」比叡１峰／宮崎県

今日は、初クライミングの人を連れてくると、小松の親分は言った。
「初」と聞くと、「やさしいルート」と、直感が働くのは健全な証拠なんだ！
で
４スラからＦＹＫに抜けましょうか？
　
はぁーーーーっ？？？

　この写真は、綱の瀬川をはさんで、矢筈岳展望所から見た比叡である。第４スラブから取り付くと、４Ｐの終了点辺りをトラバースすると、「失われた草付ルート」や「みつばつつじの道ルート」の取り付き辺りになるのが判る。結構厳しい４スラを４Ｐ登り、それから「失われた草付ルート」の１Ｐを登り、後は「ＦＹＫルート」を行くのだから、そりぁ〜１峰最長ルートになるのは必須だ！！(◎-◎;)　しかも、クライミング初のＮさんを登らせようとする上に、ＦＹＫ嫌いのじんさんも含め、「１−２−１」の繋がりとなる４名チームでだ！しかも、最近、ますます痛くて力が入らぬ私の左肘・左肩なんだよなぁ〜(-o-;)
　本匠では、5.13狙いに集中している小松の親分である。挑む姿勢は素晴らしい！次第についていけない私になりつつある。すまない気持ちで、登攀が始まった。

　４スラの2p/40m/5級は、結構豪快な登りである。トラバース後、ういっと、のけぞりながらカンテを掴む。後は、パズルの組み合わせみたいに行く。チト間違えると、難しくなるが良く探ると５級である。リードしているのぢゃ無い・・・。最後尾を行く、じんさんのロープを引っ張っている。

　４スラを４ピッチ登ると、右へトラバースする。スリングの下げられたピンが目印となるが、しばし樹林帯を行くと、「みつばつつじの道ルート」、「失われた草付ルート」、「ＦＹＫルート」と続き、少し右に「ナックルフェイスルート」や、「ＴＡカンテルート」「３ＫＮスラブルート」の取り付きに繋がって来る。
　初クライミングのＮさんは、足をガクガクさせながらも、野球をやっていた身体能力はすごく、実に早い登りだ。スタミナもありそうて、うかうかしているとすぐに上手になる感じだ。ｲﾔｽﾃﾞﾆｿｳﾅﾉｶﾓｼﾚﾅｲ(^◇^;)

↓「失われた草付ルート」へ

失われた草付ルートの１Ｐは、６級のフェース登りである。リードする小松の親分。
えっと、登り方を忘れた！などと言いながらも、終始フリーで解決していく。

フォローの二人であるσ(^◇^;)

そして、ＦＹＫルートへ・・・。空がいいなぁ〜＼(^O^)／

【ナックルフェースＦＹＫルート】
6p/45m/4+級
7P/40m/4+級
と、つなぎ・・・
核心へと
↓

ＦＹＫルート、8p/45m/5.10bをリードする小松の親分・・・

いつ登っても厳しいピッチだ！
結構・・・いや、マジ必死な水流渓人

前回、大騒ぎでゴボウだったじんさんも、
落ち着いたフォローだ！

9p/35m/5.5は、チトいやらしいトラバースで、10p/40m/5.9の基部に至る。
そんなに難しい訳ではないのだが、ここが１０ピッチ目という所に凄さがある。
一手ごとに息が切れそうになり、筋肉プルプル足ガクガクの登りだ！

　１１月最後のクライミングだが、濃厚な１０月・１１月であったことは言うまでもない。次第に味のある登攀の域へ行っているのは、やはりリードしてくれる小松の親分のおかげだ！彼は、今年の目標とする5.13のＲＰへ向け、それはそれは純粋な努力を繰り返している。安定した登りは、安全対策の重要な要である事を、行動をもって実践している努力の人だ！！そんな、向上心溢れる彼のクライミングの足を引っ張っていないか・・・・いや、引っ張っている私は、今年も立派な「肥満メタボクライマー」である。そうこうしている内に、左の肘や肩が使えなくなってきている。静養と、体重減少が重要な課題なんだと判っている。・・・当然、出来ない！！じんさんも、少しずつ上達している。彼女の目標は、オールリードであるそうだ。それは、「ＴＡカンテ」でも「３ＫＮスラブ」でも立派な目標である。そんな彼女の目標達成には、ぜひ私のビレーで迎えたいと意識している。でも、どんどん越えて行かれるだろうなぁ・・・(^=^;(^_^;)(^-^;)まぁ、それでいいのだが

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