水流渓人「hot-news」

2008年7月23日 「小谷川/霧島」鹿児島県

大幡沢の2日後、温泉付の沢登り・・・同級生トリオ!

 

知り合いのウェブサイトで知った!
ありがとう!!「
木望峰さん」「まっちゃん」「ゆきさん

 
  

 なんと楽しそう!・・・そう思った。やはり、厳しさも要素的には大切だろうが、「楽しさ!」は不可欠の条件だ!しかし、初めて挑戦する時は、地形図を見ながら緊張もあった。先輩である「木望峰」さんに、入渓地を聞くために電話をした。遡行図までメールしてくれた。沢自体も楽しいみたいだが、登りあがった所が車をデポする「新床展望台」というのも有難い!そして、ぴったりと探り当てる読図力も楽しみの1つだそうだ!
 最近、有料になってしまった小林IC近くの駐車場・・・その少し先で、じんさんと待ち合せる。2台で、えびの高原を目指し、大浪池登山口の少し手前「新床展望台」に、じんさんの車をデポし、私の車で入渓地点を目指す。下山用の靴がいらないのは有難い!大浪池登山口を通過し、新湯の分岐を林田温泉方面へ走る。林田温泉から右折すると、すぐに日添林道になった。小谷川にすぐ出合う。 

  
   
車デポするゴールの「新床展望台」 左、日添林道へ
 
  
小谷川に架かる「手洗橋」を過ぎた空地に駐車する。 入渓地点の濁った水は、少し上の堰堤工事の為だ!
 
 

最初に出会う、扇状の白糸滝。登れそう・・・なんだが・・・。

 
 
想像を膨らませ、ラインを読むが・・・断念! 私が巻き上がり、川キョンを登らせるが・・・
  
 

 扇状の白糸滝は、登れそうにも見えたが、5mほど登り様子を見ると、水量の集中する場所と傾斜を推察するに、私の力量では無理と判断した。ても、折角だから私が上から確保し、2人を登らせてあげようと滝頭に立つ。念のため、スリングを継ぎ足しバックアップを取る。そして、20mロープを落とすと、なんと遡行図に書かれている「15m」のはずが、2mほど足りない。リードしなくてホッとして胸をなでおろした。肩がらみ確保で、川キョンを登らせるが、上がれない。何度もテンションがかかるが、下を見れなくて不安になる。後から聞くと、どうしても水量とフリクションに耐えれず、ホールドが無く、終いにゴボウでロープを掴み上がろうとしたらしい。私が体勢を入れ換えようとしたほんの僅かな隙に、ガツンとテンションがかかり、思わず体を持っていかれそうになり、バックアップで止まったが、思い切り膝を打ってしまった。ロープを掴み上がった分大きく落ちたそうだ。じんさんを撒き上がらせ、横から川キョンを見てもらう。「降りろ!」と伝えたくて、じんさんにホイッスルを思い切り吹かせるが、滝の音に消され気づかないみたいだ!緊張感が走る。ようやく、流れを避け、滝の左のスラブを上がってきた。川キョンは、パンパンに張り詰めていた。冷静に考えてみると、【リードしなかった判断は正解!】【バックアップを取った事は正解!】【確保で登らせた事は正解!】である。落ち着いて考えてみると、ちゃんとした行動であると理解した。

 
 

上流に温泉があるからか、いくら浸かってもぬるい水・・・ナメへ。
 
 

今回最大の25m直爆滝は圧巻だった。左を巻くと、旧トロッコ跡?に出て滝頭へ行ける。

  
  
25m滝の滝頭 滝頭から下を見る。
  
 
堰堤に出くわす。 川を横切る林道と、トロッコ基部残骸
  
 

 そして、沢に湧き出る川湯「山之城温泉」。今は、ガスの危険性からか、立入禁止となっているが、林道から入りに来るファンはいるそうだ!あくまでも自己責任が大切だね!しかし、この景観は、沢登りで初めてである。

 
  
いい湯だね!!底から熱い湯が湧き出ている 硫黄臭が立ちこめている。
  
  
河原からガンガン吹き出る温泉!火傷注意。 湯煙の中で眼鏡が曇る
 
 

温泉を過ぎると、水は冷たくなり、いたって普通の沢の色に戻る。行動食のみで先を急ぐ!

 
 
へつり・・・。この後、二人はドボン!でも楽しい! この滝を登ると、チャラ瀬になった。
バッチリ!新床展望台に出た!!爽快。 えびの高原で温泉に浸かり、韓国岳を眺める。
   
   

 水が少なくなると、沢と尾根も弱くなり、平坦になってしまう。二股でコンパスを合わせ、新床展望台を目指す。弱い尾根、チョロチョロの沢、高度計の付いた時計を忘れ、地図とにらめっこにも力が入る。ドンピシャで登りつめると、お二人から賞賛の声を頂戴した!実にすっきり爽快な気分だったろう・・・。駐車場で、じんさんの準備してくれた野菜たっぷり焼肉を食べた。座り込んで、遅い昼食だが、満足感に浸り実に旨い!驚いたことに、親戚が横を通過して行ったので、電話すると、アイスコーヒーを買って戻ってきた。しばし談笑して、私達は温泉へ向かった。

 
  

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