水流渓人「hot-news」
 
2007年10月31日 「比叡3峰/ハングの果てに見た夢は右ルート/水曜登攀隊」宮崎県

 

 言葉少なに・・・・・

朝日が見えた。
「うぁーすっげぇ!」と、携帯で写真を写したのは次女。
助手席の長男と、後部席の長女は爆酔している。
20分程が過ぎて、「おいっ!着いたよ!」と声をかける。
子供達は学校へと南へ走る電車に乗った。
私は、県北へと車を走らせた・・・。

 
 
 
 

 

 比叡のトイレ横駐車場に到着した。平日に駐車している車があるのは珍しい。久留米ナンバーだなぁ〜と思いつつ、トイレで用を足す。ん?岩場から声?と、見上げると「1スラスーパーの2P終了点」に3人のクライマーが立っていた。なんだか、閑散としたいつもの水曜に、嬉しくなる光景だ。

  
  

【ハングの果てに見た夢は・右ルート】

          1P 40m 5.11-  極めて厳しいスラブを左上していく。
          2P 50m 5.11-  フリクション頼りの傾斜の強いスラブ。
          3P 35m 5.9   カンテを快適に・・・、しかし微妙なバランス箇所もある。
          4P 20m 5.11  ハング下から右の小ハングを超える。
          5P 30m 5.11  クラックから左にまわり、きびしいスラブ登る。
          6P 25m 5.8   ?・・・絶対に5.8ではないと思う。

  

1Pを登る。

2Pは、緊張が50m目一杯続くスラブ
  
2Pの中間部 3Pのカンテを登る
 
 

4Pは、このルートのハイライト!
小松の親分に、ハングの直登を誘われたが辞退し、右ルートへ行く。
ここは、師匠の開いたルート・・・厳しい!

  
  
ハングを乗り越し、下を写す。 5P、クラックの後、
左へ回り込むのがこれまた厳しい!
 

終了点へ到達すると、少し成長を実感していた。
実にヘタレな登りだったが、こうして付いて来ている事に実感が込み上げて来た。
横にポツンと「白亜スラブルート」の終了点の石舞台が見えていた。
あそこでも、ありったけの充実感を感じたよなぁ〜!と思い出すと、
それもまた、過去の事なんだ。
私達は、このルートの登攀ですら過去にして、下山へと足を向けていた。

  
  
  

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自宅6:25----佐土原駅----都農神社7:30----比叡3峰水場9:25----登攀開始9:40----1P終了10:55----2P開始11:10----2P終了12:15----4Pハング開始13:05----終了点15:05----昼食----下山15:45----駐車位置・水場16:00--------日向・お舟出の湯----帰宅19:30

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