水流渓人「hot-news」

2007年4月284日 「雪降山/西都市」宮崎県
 

 
西都の山へテコテコと・・・の第3弾
銀鏡地区に行くと、明日30日に開かれる「烏帽子岳山開き」の横断幕・・・。
  

 代休で土曜日が休みになる。前夜、長男を連れ比叡に・・・と、目論むのは親父の勝手な意見だと言われた。いつも言う事に従ってきた長男だが、ずいぶん自己主張が強くなり、言い出したら曲げない頑固者になった。翌朝、もう一度誘ってみたが、まったく動じない。でも、その内分かる時が来ると思うが、やりたい事だけを貫いていると付き合いが成立しない事も多い・・・と言う事!男同士の付き合いとして、親父に付き合うことも大事な事だぞ!・・・と、言いたいのは息子に避けられ悲しい気持ちが強いのだ!
 少し不満な態度の私に、「岩登りでなければ付き合う!」と言ってくれたのはママである。そして、プラモデルを買って欲しいし、勉強をしなくて良いのなら・・・と、次男が付き合ってくれた。
 最近のママは、絶対に岩登りに行きたくない!と、執拗に拒む。本人曰く、@体力が無い、A握力もなんにも無し、Bもう、しんどい!、C1番に気力が無い、D出来ればスゴイと思うけど、自分にはもうする気がない!、E自分の体力に応じた山登りでいい!、Fわずか、たぶん5回ぐらいの体験だったけどいい経験になった!、Gだけど、せん者は語らん!・・・らしい。と、ずいぶん語ってくれた。

  
銀鏡から登内川を上がる。オサレ山が右に たぶん、あれが雪降山だぜ!
 
林道を、おばあちゃんを後ろに乗せた
おじいちゃんの作業車が行く!
駐車スペースで、なにやらしゃがみ込む
親子であるのだ!意味不明。
 
登山口を少し通り過ぎたところに車を止める。
ぼんやりと描かれた標柱の立つ登山口。
   
赤テープに沿って、谷を登る。 植林地を過ぎ、崩壊した谷を横切る。
   
ズボンの裾には、でかい「ダニ」(^o^;) 結構な急登が連続する。
  
【雪降山】990.4m
南国・宮崎の西都市であっても、寒波の頃は降雪する。
山名の由来は、ここらで最初に降雪するから・・・!らしい。
山頂に展望は無いが、花らしい花もないが、
ルートを外さずに登るのは、結構楽しい!
 
とにかく、脆いザレの急登も多く緊張した登りが楽しめる。
昼食をとり、少しゆっくりしていたら体が冷えてきた。
 
下山も、結構慎重に! 苦しい感じに見えるよなぁ〜!
  
浮いた岩が多く、丁寧に歩く事が大切。 ほいっ!1時間50分で下山。
 

「一ツ瀬ダム」クリックで少し拡大

 注意力が欠けていたのだろうか?下山時、ママが次男に落石を起こした。腕に当たったが、擦り傷で少し腫れた程度で済んだ。まだ次男が、恐る恐るザレ場を通過している途中、その上で何を考えたか?進み始め、細いたるんだ木の根を掴み、挟まっている石を落とした。子供の頭大の石だが、勢いがついていなくて良かった。この日、私はママの慎重さを欠く歩きを再三見た。大阪の両親を思い、少しボンヤリしている事を、私は判っていた。でも、一応怒鳴りつけた!その方が、いつもらしくていいと思ったからだ。
 いい天気に恵まれ、また一つ新しい山頂に立てた。体調を崩しがちの子供達・・・、家族に試練の時がやってきたのだろうか?でも、いつもの様に強い絆は、いつもの様に私達に乗り越える力をくれるはずだ!!

    
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