水流渓人「hot-news」

2006年3月8日 家族山行「西都市の最高峰/樋口山へ」宮崎県

 

久しぶりに夫婦で岩登りに行こうか?
おだてたりなだめたりしてみたが、「絶対イヤヤ!」と釘さされ・・・
そして実現した「樋口山」・・・ママより私がバテてしもた(^^;)
  
西都市銀鏡(しろみ)、上揚林道へ
  
  
銀鏡地区・河の口から左折 林道沿いから見える山肌はミツバツツジ
林道から「樋口山」が見える。左へ伸びる稜線は石堂山へ続く。
少し行ったり来たりして登山口を見つける。 取り付きから危ない急登だ!
  

 次女は、「関西方面へ3泊4日の修学旅行」に出かけた。長女には、バスで帰宅するように頼んでの山行計画である。なんだかんだ言っている内に、息子2人も久しぶりの「自主休校山行」となった。当初は、祇園山に行きたい!と、ママの計画もあったが、登山口までたっぷり3時間半ともなれば、長女を駅に送っても昼頃にしか登山開始にならないなぁ〜と、辛そうな「樋口山」を選んだ。
 宮崎県の山(山と渓谷社)によれば、樋口山1434.6mは、西都市と椎葉村にまたがり西都市最高峰となっている。もっと気になるのは、急峻な地形図で、標高差745mは、少しママには大変かもぉ〜!と気かがりではあった。

   

 登りはじめると、いきなりの急登となり休憩をとりながら高度を上げる。

ようやく稜線に出た!気持いい! 1261mピーク
  
稜線に立つブナは、風雪に耐え圧巻である!

 なんのこっちゃ無い!稜線に出て、アップダウンの末、最後の230mの急登でアゴを出したのは私だ!平気でペースを上げる長男・・・。それに追いつこうとガンバル次男。ゆっくりだが、終始ペースを保つママ。それについていけなくなったのは私である。どうしても足が上がらない!悔しかったが、正直申告した・・・。
 去年の台風の影響で、稜線の原生林は見るも無惨な倒木が目立つ!右に広がる原生林の素晴らしさを堪能しながら、振り返れば三方岳方面から市房方面の眺望を楽しむ。左は切れ落ちているが、西都市の山々が折り重なるように見えている。気を紛らしながら、ようやく3時間で山頂にたどり着いた。

  
風倒木を避けながら歩く 山頂直下、ここから高度差230mの急登
  

山頂写真は、いつもの家宝
  

 山頂で、遅めの昼食を食べる。正面に「市房山」を据えての食事は贅沢・・・食べるラーメンはインスタントだが、実に旨い。4人で鍋を回しながらハフハフ食べる。日差しは春を過ぎたほど暑い。稜線を吹く風が気持ち良く感じる。なぁ〜んか、本当によく登れた!と感慨にふけったのは私だけかも知れない。

山頂で楽しんだパノラマ
     
市房山
三方岳方面
折り重なる西都の山々
 
  
さぁ!下山。 ミツマタが群生する登山口へ下山完了!

 下山する時、林道へ降り立つ位置を少し探してみたが、結局簡単な場所が見つからず、先頭を行く私が行き詰った。足をずり落ちるガレに踏ん張りながら、なんとかリュックの8mmロープを引きずり出して長男へ投げた。切り株にかけてもらいなんとか元に戻れた。後は一人ずつ私が確保してロープで降ろした。長男は、数年前に教えていた「もやい結び」を覚えていた。こんな崖で、イレギュラーな状態で落着いて自分の体にロープをセットした。焦るどころか、我が家のメンバーは楽しむように、しかも安全に林道へ降り立った。そう・・・何食わぬ顔で下山を完了させた。

  
  
  林道は、春の花のオンパレード
 
左上/ミツバツツジ        右上/ショウジョウバカマ
中央/ミツマタの群生  
左下/アセビ    右下/キブシ
    
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自宅8:30----9:34河の口から左折----10:15登山口----10:32登山開始----12:00稜線----12:10/1261mピーク----13:38山頂----昼食----14:27下山開始----16:40登山口--------帰宅18:20

  

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