水流渓人「hot-news」

2006年1月25日 「水曜登攀隊・初のアイスクライミング/宇土内谷の3段滝」宮崎県

 

2006年水曜登攀隊 その1
  
その話は、前日、突然に決まった!
  

 携帯メールで、川キョン先輩に「明日は、水流宅6時20分発で、娘達の駅経由です。間に合わなければ、直接『都農神社』に7時半集合です。」と送信した。小松の親分とも、今年初のクライミングとなるので、いったいどこを登るのやら・・・、まぁ寒くない南面の『2スラスーパールート』か『みつばつつじの道ルート』もいいよなぁ〜(^-^)と、1人想像の世界に浸っていた。
 と、今度は、私の携帯電話が鳴った。見ると、めずらしく
石やん先輩からである。あわてて仕事場から外に出て電話を取った。「明日、アイスクライミングをしませんか?バイルは貸します。アイゼンはありますよね!鍋の準備はしますので、おにぎりは持参でお願いします。」との、なんとも魅力的な誘いであった。また電話が鳴り「あぁ〜、言い忘れましたが、箸とコッヘルは持参です。」との追加電話である。すかさず、川キョン先輩と小松の親分に連絡をして、アイスクライミングとクライミングの両方準備体勢を打ち合わせた。
 なんともわくわくしていた夜、鹿川「庵」重鎮メンバーのKYさんから、宇土内3段滝のアイスクライミング写真がメールで送られて来た。しっかり氷結している写真を見て、なんせ初体験のハゲ親父@水流渓人は、ケッケラケッケラと小躍りした。

 
比叡を過ぎ、鉾岳への分岐を過ぎ、宇土内谷を目指す!
  
宇土内谷登山口から、大崩山方面へ・・・そして分岐を谷沿いに直進する!
 

 ここで紹介しておきたいのは、石やん先輩である。目が小さくて愛嬌がいいが、なかなかの漫談家・・・・ってな事はどうでもいいが、数年前に都会から日向市に夫婦で戻って来られた。私のHPを見てメールを頂き、日向の仲間の名前を伝えていたのだが、忘れかけた1年後・・・・。奇遇にも、結婚式で仲間と石やん先輩が隣同士になった。そこからあれよあれよ〜と、嬉しくも悲しくも西都山岳会と鹿川・庵のメーバーのぬかるみ(失礼っm(_ _)m)に両足突っ込んだのである。関東の山岳会で、岩に氷に沢に・・・岳人として鍛えてきた精神は足元にも及ばない。私が勝るのは禁煙出来ている事ぐらいで、今回、わざわざアイスクライミングを『持参の水炊き鍋』付で誘ってくれた。山だけに収まらず、石やんの歩いてきた道程を聞けば、そんな経験をした人など世界に何人いるだろか?という男である。

   

おっ!「三段滝」が見えてきた!!
  
  
ぞくぞくする。なんせ、水流ちゃんは初めて12本爪アイゼンを履くのだから・・・(^^ゞ
  

 いつもの水曜登攀隊の隊長@小松の親分、そして隊員@水流渓人は、なんせ初体験のアイスクライミングである。真面目な生徒の顔をして、石やん先輩の話を必死で聞き、川キョン先輩の話を半分聞き(^o^;)、いざ凍った河原で、あーでもない・こーでもないと、アイゼンを履くだけであたふたとわめいていた。

     
 先輩2人です。  3本ロープを引く先輩m(_ _)m
  
リズミカルに、さくさくと登っていく石やん先輩
  
傾斜が緩い所は立って歩ける。 2P目は、アイススクリュー支点でビレー。
  
  
そんな石やんと、ツーショット!「そんな」って「どんな?」かは判らない。
  
 

3Pも、信号機みたいな3本ロープを引く石やん!

 
川キョン先輩 小松の親分
     

さっさと懸垂下降して、「鍋」食うぞ!
  
  

 しみじみと「3段滝」を眺めながら、石やん先輩の準備してくれた「水炊き鍋」をつつく。最近、山ではビールや焼酎を飲まない(家では毎晩、欠かさず、焼酎を舐めるが・・・(^_-)〜☆)。なんか、純粋に「攀じる」事に専念している気がする。
 今回、山岳会の仲間にお世話になってしまった。あれこれ講釈をたれる前に、「岩」を登ってみて山に対する考えも大きく変わった。意識も認識も、そして安全対策も・・・。せっかく近くに先輩が居るのだから、チャンスがあれば体験しておく事は決して損はない。むしろプラスになることばかりである。団体に所属し、お互いを認め合える環境に居る事が有り難いと思えた「アイスクライミング」である。
 

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自宅6:20----佐土原駅----都農神社7:30----門川コンビニ----比叡駐車場----宇土内谷登山口10:10----入山10:35----分岐11:00----3段滝11:20----登攀開始12:10----1P終了12:30----2P終了13:00----3P終了13:25----下降開始13:33----下降終了14:10----昼食----下山開始15:55----登山口16:30----帰路----日向・お舟出の湯----帰宅

  

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