水流渓人「hot-news」

2006年1月1−4日 「2006年の正月はかく過ぎにけり・・・」宮崎県

 

 
  
今年の正月は、自宅で過ごす・・・の巻
  

 毎度、毎度、正月と言えば出かける我が家だが、め〜ずらしく自宅で過ごす事になってしまった。理由は、長男の受験である。姉達が通う中高一貫の学校を受験すると言い出した。以前は、1月の下旬だったが、今年から冬休みの終わりに日程が変更になった。だからなんなんだ・・・と言う事であるが、その受験の合否とかでなく、合格に際しての費用の事が、ふらりふらりと出歩く足を止めたのだ!姉達の学校である前に、私の母校でもある。引き止める理由は何も無く、強いて言えば私達親の努力不足で通わせることが出来ない・・・では、あまりにも可愛そうだと思ってしまう。今時、姉達を見ていても、これほど学校へ行くことを楽しく出来る学校は、そう無い。

 
とりあえず、正月といえば初詣・・・まず「速川神社」
  
続いて、「南方神社」
 
最後に、「都萬神社」
   
 

 正月の朝、おせち料理は食卓には並ばない。準備するのは簡単だ!「金を使えば良い!」それだけだ・・・。伝統、習慣・・・。それは、たくさんの情報源から子供たちは学べばいい!経験として何度かそういう場面に出くわせばそれでいい!何もかもに満たされ、満ち溢れた現代の環境の中で、今年の正月の朝は、できる限り質素に迎えることにした。
 食卓に「雑煮」だけを準備して、年の初めを感じた。しかし、そこには家族全員が座っていた。柚の香りがする餅しか入っていない雑煮を食べた。雑煮だけを食べた。新年の挨拶をして、今年の抱負を語り、大阪のおじいちゃん・おばぁちゃん、そしてママの弟夫婦から届いている「お年玉」を渡した。私達からのお年玉は、今までの通り無い。
 三社参りの神社で、お年玉袋から千円札を一枚取り出し、子供たちはそれぞれ「おみくじ」を買っていた。

  
 
3日、ママと次男を連れ林道ツーリングへ
   
木城町の林道を走る
     

 「どっか行くか?」という私に付き合ってくれたのは、ママと次男。他の子供たちは、自宅で好きなことをしていたいと残った。
 西都市の近く・・・と考えながら、「そうだ!今作りかけている小丸川ダムの建設現場を見に行ってみようか・・・。」と目星をつけて行ってみた。まず、樫林道から白水林道へ、方向が外れて来ているので引き返す。あちこち林道へ入りこむと、2度土砂崩れで通行止め。迷いに迷って、とうとうダム建設現場入口のゲートにたどり着き、中には入れずに諦めた。
 小丸川横の車道に降り、昼食のカップラーメンを食べる。折角だから、まだ行ったこと無い「中之又地区」へ行ってみる事にした。

  
林道から送電線、そして発電所を見下ろす。
  
発電所近くの車道から、送電線を見上げる。
  

 「中之又小学校」が見えてきた。地図を確かめると、近くに落差78mの「祇園滝」がある。行ってみる事にした。中之又を過ぎ、しばらく進むと左へ「祇園滝」の標識がある。突き当たりが滝への遊歩道入口になっていた。「えーっ!歩かんといかんとぉ?」と、文句顔の次男が大声をあげた。「ボクも家に居ればいかった!」の連発を聞きながら遊歩道を歩く。途中、土砂崩れのになっている箇所があり、慎重に歩く・・・。ふと見た正面に滝が見えていた。

 
中之又小学校 祇園滝への遊歩道

祇園滝
  

 岩の壁に挟まれた「祇園滝」は、かつて「幻の滝」と言われていたそうだ。滝つぼの近くまで行くと、その滝の落ちる水より、立ちはだかる岩壁に圧倒されてしまった。やはり、「見なけりゃ話にならん!」状態である。得した気分で車へ戻る。
 ここからは、尾八重近くの「ひむか神話街道」が近い。地図で確かめ帰路を急ぐが、ひむか神話街道へ抜け出るほんの少し手前で、本日3度目の「道路崩壊による通行止め」を喰らってしまった。薄暗くなる空を見上げながら、なにも出来るはずも無く、来た道をひたすら戻る。

  
  
4日、三納「長谷観音寺」へ行ってみた。

 今日も、午後から出かけてみた。昨日、さんざん文句を言った次男も、今日は自宅留守番で遊びたいと言って来なかった。嬉しいことに、ママと2人だけのデートになった。あてなく自宅を出たが、ふらふらと「景色の良いところ・・・。」を探しさまよって三納「長谷観音寺」にたどり着いた。それは、以前にここから先、「吹山」へ行った時に見つけていた「しあわせ峠」からの景色をママに見せてあげたかったからだ。

「しあわせ峠」からは、暮らす西都市が一握りに見える。
  

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