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水曜登攀隊・・・鉾岳の初見ルート挑戦「第4弾!」と、言いたいが・・・。
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雌鉾スラブ挑戦の、シリーズ第4弾となる日であった。天気予報の降水確率0%は、あくまでも自然の前では、参考程度にしかならない。
その日の朝、秋だから「庵の秋ルート」へ挑戦しようか・・・と言っていた話も、小松の親分のモチベーションで、5〜9ピッチがすべて【6級】台以上という鼻息荒いルート「カメレオンルート」を選んだ。 ただ、水曜登攀隊の精神は、岩のグレードや難易度といった数字を登っているのではなく、その「岩」その「ルート」を登るという事を忘れたくないと、いつも思っている。
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去年では廃校となってしまった上鹿川小学校より、鉾岳。
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キャンプ場手前より、その雄姿が聳える。
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アプローチとなる登山道に、いつも驚く
「人面キノコ」がある。
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なんだか、湿った感じに見えるナァ〜
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カメレオンルートは、4ピッチ草付から草付へ150mもの「右斜上」への登攀を繰り返す。そして、そこから【25m/V】【40m/VI+】【40m/VI+】【30m/VI-】【35m/VII-】と続くのである。・・・のだが・・・
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1P/50m/IV- 右斜上へ
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2P/40m/IV- さらに右斜上へ
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2Pの終了点で、ヘルメットを打つ雨音が頭蓋骨を通して耳に響き始めた。次第にガスが巻き始める対岸の山肌には、もうすぐ紅葉が最高潮となるだろう・・・と思った。なかなか中止だと言い出さない小松の親分に、「今日は、後から晴れても中止で良し!としましょう。」と、私が言った。「うん、中止にしようか!」と相槌を打つ小松の親分も、そして私も、いつまでも目でルートを追っていた。
さらに強くなる雨足に、ようやく諦めがついたのは、スラブに雨が流れ始めてからだった。不安が増すのは、ここからの撤退ルートである。
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間もなく紅葉が最高潮になるだろう・・・!
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どんどん、谷に雲が迫ってきている。
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ここまで、トラバース気味に右斜上に登ってきている。そして、その2Pの位置では、真下に下降しても届かないのははっきりしていた。ならば・・・、1Pの終了点までクライムダウン・・・。緊張と、息の詰まるルート工作が始まった・・・
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下降した場所
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下降完了後、ロープを回収する
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なんとか、日頃の練習と経験が生かされた結果だった。いつもの様に、ギアを整理し、ロープを束ねた。行動食を取り、登山道を下山した。そう、何事もなかったかの様に・・・である。
さぁ、水曜登攀隊が胸に秘めたるは、来週のリベンジである!しかも、紅葉が最高潮となる「錦の絨毯」を敷き詰めての、最高のクライミングである。
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鹿川渓谷を散策してみた
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自宅6:30----佐土原駅----都農神社7:30----鹿川キャンプ場9:50----入山10:00----取り付き10:37----登攀開始11:00----撤退決定12:00----脱出開始12:10----脱出完了13:05----下山完了13:50----鹿川渓谷散策----延岡----帰路----自宅18:00
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