水流渓人「hot-news」

2005年8月3日 「尾鈴・欅谷/家族沢登り」宮崎県

 


沢登り
  
今日は、次女と長男コンビで・・・もちろん釣りの準備もしたよ(^-^)
   

 ママは所用で、午後がふさがってしまった。長女も、午後から学校の友達と遊ぶ約束をしているらしい・・・が、ママの所用の為、次男が困った。次男は、夏休みだけの6日間スイミングスクールに通い始めたばかり・・・。長女が次男も一緒に連れて遊びに行く事で、私と次女+長男の沢登りが実現した。子供が多いのと、遊ぶ事が多いと、都合を合わせるのも結構大変だ(>_<)。
 前回、次男がヤマメを初釣りした。どうしても釣りたい長男であり、ようやく沢歩きが同行できる次女である。鑑札は1つしかないので、ロッドは1本。当然だが、本当はそれではイケナイのも判っている。名貫川漁協の皆さん、許してくださいね・・・名貫の鑑札は、もう15年も買い続けているから〜ヾ(^^ )
 と、言っている場合ではなくなった。近づく台風の影響だろうか・・・、尾鈴へ向う広域農道から見える尾鈴?ん?・・・まったく暗雲立ちこめ見えていない!欅谷の入口近くの駐車場で身支度をしていたら、大粒の雨が落ちてきた。「どうせ濡れる沢だし・・・。」と、沢に入ったトタン、今度はドシャブリとなってしまった。

  
沢に下りる前、あれっ?雨! 雨の中の遡行となる。
     

 しばらくすると雨も上がり、谷の中から青空を見え始めた。こうなると気分も少し明るい。小さな滝が連続する中を、ルートを定めるのは楽しい。出来るだけ、子供達もロープを出さなくていい程度のルート取りを心がける。次女は、今日初めてウェーディングシューズを履いたが、実に上手に足を置く。滝を登る。身のこなしは、家のクライミングボードの中と同じであり、一緒に登った比叡の岩の中と同じであり、日向のボルダーの中と同じである。やはり、要素は近いところにある。
 

   

小さな滝が連続して楽しい
   
雨が降っていない間に、集合写真(^_-)〜☆

   

長男がルアーをキャストするが・・・ 「おぃ!写真」と言うと、「また?」という顔
     
雨の影響で、少し沢の中は寒いぐらいである。
   

 また、ドシャブリになってしまった。釣りどころか、沢登りって雰囲気でもなくなる。それにしても大粒の雨が、音をたててバシャバシャと落ちてきた。丁度、雨宿りできる大岩があり、下に逃げ込み昼食とした。ママの作ってくれた弁当は既に4時間近く経過しているのだが、3人とも食べながら「暖かい弁当で、美味しいネェ〜!」と口を揃えた。  

 
昼食後は、釣りを止め登る事に専念だし!

   

4m程のスラブ?ボルダー?だが、長男・次女と危なげなく登っていく。
  
結局、我慢しきれず泳ぎ始めた子供達・・・だが、親父が最初(-_^;に飛び込んだ。
     

 今回の歩きは、私も少し考えを改める事となった。釣りながら・・・とは言え、沢を歩いていくスピードは、私の半分である。少し登ると、しばし待つ。其の繰り返しは、家族で沢歩きをはじめてずっと同じ調子である。しかし、このスピードを上げることは意識しない事にした。いや、意識して今のスピードを持続させる必要があると思った。家族全員で・・・となったとき、どういう順序で誰が誰をサポートして・・・と考えた時、やはり私が圧倒的な立場でのリーダーである必要があると感じた。危険回避ばかりを考えるなら、家族を岩や沢に連れ出さなければ良いだけだが、それでは話が前に進まなくなる。私達は、家族全員での取り組みを目標にしているから、こうやって何度も家族のペースを作り上げようとしている。
 実際、私は10日に家族全員(6人)での沢登りを計画している。そして、それは私も初見となる「甘茶左俣〜山頂」を考えていたのだ。少しハードだと思うし、当然藪山中の読図山行となる。しかし、それにはリスクが多すぎることを認識した。初見で、しかも確保が必要であったり滝が多かったりすると、今、倍かかる家族の行動時間ではあまりにも危険も多くなると思うからだ。家族で沢を歩けるだけでも・・・と、当初は思っていた?いや、当初から、口で言う以上に考えは「沢遡行での山頂」であった。今一度、どう計画するか【家族】で話し合い、私が決断したいと思っている。

  
  
今日の副産物「イワタバコ」の花 遊歩道を戻る
  

 1時30分、遡行を中止し遊歩道へ登りあがる。結局、釣りにはならなかったが、長男は嬉しそうにしていた。次女は、右人差し指をひねり捻挫したみたいだが、楽しかったと言っていた。
 あれこれ喋りながら歌いながらの戻り道・・・、少し後方で大きい音と共に「落石」があった。もう少し遅ければ・・・と、子供達と肝を冷やした。今度は歌を止めて、「落石」に当たる・・・と言う事は、「偶然」なのか「必然」なのか・・・という話をしながら歩いた。いろいろ考えてみると、とても奥が深い。つまりは、岩登りをしていて落ちて怪我することも、自転車で走っていてこけて怪我することも同じ怪我だが、回数的には自転車の方によく乗るので、自転車の方が危険で、私が子供達を山や岩や沢に連れ出す事も案外同じ事なのではないか?(^_-)〜☆と、ノー天気に思えたりもした。

  
登山日記のページへ

 Copyright (C) 水流渓人 All Rights Reserved  

BACK

inserted by FC2 system