比叡にベースを置かれるクライミング集団・・・と言えば、「庵・鹿川」である。私が所属する「西都山岳会」の会長他数名も在籍している・・・という現状が、この事態を生み出した。ｎａｍａ会長曰く、「我が西都山岳会へ丸投げしていただいた！」「収録は水曜日！だから水曜登攀隊の出番だ！」である。すでに、ｎａｍａ会長は山岳会の代表を飛び越し、ＵＭＫ？フジテレビ？のディレクターになっていた！そして、そういう話には軽く乗っかる「水曜登攀隊」を、まんまと誘い出したのである(-o-;)。
　お調子者の水流ちゃんと言えば、親戚･友達・知人への連絡を徹底した。「おぃ、２５日朝６時３９分から【めざましテレビ】に写るから見ておけよ！！」だって！
　
　〜中略〜　←何？
　
　と言う事で、２４日の準備段階から手伝いへ向ったｎａｍａ会長・石やん、地元のＴ高さんは、比叡の第一スラブスーパールートの２･３ピッチに、放送用ケーブルを張り巡らし、翌朝に備えてロープをフィックスした。岩場も含め、全体の放送ケーブルは１，２００ｍに及んだそうだ。
　水曜登攀隊の私と小松の親分、そしてタエちゃんは、その夜西都山岳会のクライミングベース「麓屋」入りし、翌朝の５時集合に備えた。
　
　〜中略〜　←えっ？
　
　で、ほとんど写らなかった「めざましテレビ」はさておき、それをレポートする形で、同時収録された「ＪＡＧＡじゃが天国」ＵＭＫ（５月２８日・土曜日放送）のテレビ静止画像を中心に私的レポートにすることにした。

　ＵＭＫ（テレビ宮崎）さんと言えば、高橋巨典＠アナウンサーであり、ＪＡＧＡ天＠番組である！
　レポーターｓ＠ｋｏさんが、番組のコーナーで「めざましテレビのウラ側は大変なのね！」というタイトルで放送された。

第一スラブスーパールートの３Ｐ終了地点のテラス

　お約束の６時３９分が来た！テラスからは巨典さんの中継の声が聞こえる！今、写っているのかﾅｧ・・・と思いながら・・・岩をカリカリ登るけなげなエキストラ＠水流渓人だ。
　
　おっと、その前にｎａｍａ会長の指示による配置を説明しておかなくてはならない！
「ボクと石やんは、裏方にまわって巨典さんを上げるから、タエちゃんリードで小松の親分がセカンド・・・、その後を水流さんとＴ高さんが続いてくれる？これでばっちりのクライミング風景になるから・・・！！」
と、言われたのである。しかし、良く考えて見れば・・・だよ！こういう段取りをｎａｍａ会長がしても・・・だよ！構成し放送するのは放送局の人なんだよね！！

　　
・・・で、こういう風にめざましテレビでは放送された。私を知っている人でも、親戚でさえ、なんとママちゃんでさえ確認出来なかったのである。
　だって、良く見ても岩の模様か、岩のシワ程度しか見えないじゃないかいな！ここでフト思ったのは、あの時のｎａｍａ会長の言葉・・・「水曜登攀隊の出番だぞ！」・・・そう【出番】と言っただけ・・・【出番＝出演】ではないのである。
　
〜大中略〜
　
　２５日「めざましテレビ」の放送後、私はどれだけ肩身の狭い思いをした事か(-o-;)・・・。しかし、２８日の「ＪＡＧＡじゃが天国」には、ほれほれ、たくさん写っていたっちゃが！じゃけん、写っちょったっつってもよ！あん肥満な体型で、頭がでけぇじゃろ！テゲ格好わりぃかったねぇ・・・４６にもなって！「じゃが！じゃが！」(^_^ゞ
　
　
　巨典さんは、震えていたはずが、本番スタートとともに、なんともするすると話され、そのプロ根性を見せていただいた。そして、その放送には自らの足で登り、そして降りるという現実もあった。放送中だけでない本当のプロ意識の高さを見せていただいた。それは、お手伝いをさせて頂いた私達にとっても、大きな感動であったし、いい経験が出来たと思った。

　ＪＡＧＡ天リポーターのｓ＠ｋｏさんも登ると言う事で、急遽「水流カメラマン」となった訳である。