2005年4月6日 「ちゃりんこリハビリ第一弾/西都市杉安〜一ツ葉40km」宮崎県
2日前、長女が突然「明日は自転車で学校に行くわ!」と宣言した。その距離、往復で50km・・・。まぁ、私が小学5年生で自転車で遊んだ距離だから、高校にもなる娘・・・大そうな子ともるまい!しかし、有言実行なら誉めてやろう!と思った。部活だから・・・と、朝7時に出かけだが、アホこいて午後からなのを勘違い・・・、もう午前中には戻ってきた。そう、50km走ったみたいだ! それがヒントだった・・・、そうか!自転車はカカトに負担をかけずに筋トレ出来る!と思った。骨折以来、84日が過ぎていた。3年前歩いた15kmのコースに尾ひれをつけ、とりあえず弛みきった体に40kmを課題にし、春の風を感じることにした。
そうやなぁ・・・。今時、こんな錆びたボロボロのちゃりんこ乗ってる人は、少ないと思う・・・。まず、めったにすれ違わない。まぁ、たまにしか乗らない割には、時々故障もするが、いつも自分で修理している。タイヤもつるつるである。でも愛着がある一品でもある。ナンノコッチャ(-_^;
「宮崎佐土原西都自転車道」として整備?されたのは、旧国鉄妻線の線路跡から、一ツ瀬川の堤防を通り河口へ出ると、そのまま松の防風林の中を、海岸沿いに住吉へとつながっている。 【コース記録】 ■10:30自宅発---郵便局---上町---11:05穂北---11:15杉安 (5.8km) ■11:15杉安---11:30穂北---上町---11:45妻駅跡 (6.4km) ■11:45妻駅跡---12:10濁川---12:25西佐土原---12:55河口 (13.7km) ■12:55河口---石崎浜荘---13:35一ツ葉住吉インター料金所---14:20有料道路出口 (14.8km)
市街地・・・と言っても、すぐに人家が途切れるのが、ここらでは、当たり前の風景である。しかし、それだからこそ自然の景色を楽しませてくれる。サイクリングロードに彩られている植栽された季節の花・・・。本当は、こう言う事は言ってはいけないものかも知れないが、植えられた花や樹木が悲しく見える。 私は山を歩き、自然の花や樹木に触れる楽しみを持っている事に深い感謝をした。私は、2年前にここを歩き多くを感じた。そして今日、風を感じる速度で進んでいる。これ以上速ければ、これ以上の道具を使用すれば、自然を感じないと思った。「歩く」「走る」速度が1番で、次が自転車だが、変速機の無い「ママチャリ」だな・・・と。
人に話せば、ご苦労な事だと言われる。娘が、学校まで往復50kmの距離を自転車で行けば、「ハァ〜?(@_@)」と言われ、変な娘に変な親と言われた。どちらが価値観の相違だろう・・・。私は、娘の自主的な挑戦、そして実行した事に、何のためらいも駆け引きも無く誉めてやる。そして素晴らしい体験だと・・・高い価値だと認める。そして今日、私はママの待つ場所で自転車を車に積み込み、部活へ行った長女を迎えに行った。 「はぁ・・・、お父さんも自転車で来たっちゃね!」と長女に言われた一言で充分な満足を得た。
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