水流渓人のOut−Doorレポート 2004年11月27・28日 「木城町・川原自然公園キャンプ場」宮崎県
次男が友達をキャンプに誘った。きっかけは、友達が『天体望遠鏡』を入手したので、我が家の庭で星を見よう!・・・と言うのが、折角だからキャンプへ・・・と話が発展したのである。 だいたい、住んでいる地域の近くには、キャンプ場も近いが、キャンプできる場所は無数にある・・・。本当はキャンプ場である必要もなかったのだが、友達親子はテントに泊まる事すら初体験なので、せめてトイレなどの施設が完備してあるキャンプ場の方が安心かなぁ・・・との配慮からである。 大掛かりな家族キャンプから始まった、家族としてのアウトドアだが、すでに家族の意識は、キャンプ場でテントを張って食事をする事をアウトドアと意識しなくなっている様な気がする。自然の中に寝たり、その中で食事をする事は素晴らしい事である。でも、それをアウトドアと感じなくなっているのは、あまりにも贅沢な話だが、暮らす環境の中に、一見アウトドアと思えるシーンが当たり前の様に存在しているからだろう・・・。そして、当たり前の様に家族の行動や旅行や登山などで、テントに寝る事、食事をする事があるからだと思う。 いや、金欠ながらも活動を減らさないからやむを得ないだけかも(^o^;)
ママと次男、友達と母親・・・。食料買出しをして先に到着していた。私が仕事を終え、キャンプ場へ行くと、なんとなくテントが組み立てられ、夜の帳を楽しむ様に、テーブルにランタンも出さず話をしていた。ランタンにつけ、テントを完成させる。七輪を出して炭を燃やした。 食事を済ませると、持ってきた薪を七輪で燃やした。焚き火の炎は、気持を和ませてくれる。ほろ酔い気分で、キャンプの夜を楽しむ。子供は、テントの中で遊びたくて仕方ないみたいだ。 夜が更けるほどに気温が下がる。体が冷える前に、ランタンをテントに移し、シュラフに乗ると極楽である。お待ちかねのトランプゲームに付き合うが、私はいつものように瞼がくっつくのが早い。熟睡した。
里の錦はこれからもまだ楽しめる。
朝食は、卵をいため、焚き火で焼いたフランスパンに挟んで食べる。食べる事にこだわるもの楽しかった頃がある。道具にこだわり、持参物がエスカレートした時期もある。久しぶりのキャンプは、なんだか思い出す事が多い。そんな思い出の中で、着実に子供達は成長を続けてきた。やはり、テントで寝る・・・とか、野外で食べる・・・とかのささいな出来事の中でも、たくさんの事を感じたのだと思う。自然は、触れるものでなく、包まれるものだと思っている。ゆだねる事で、私達家族はたくさんの見えない大切な物を得たと思う。 次男は、いつもの姉兄でない友達とキャンプにやってきた。それに私とママは同行する事にした。どうだったのか聞こうと思わない。それより、自宅に両親のいない子供3人だけの夜、食事、時間を楽しんだ長女・次女・長男の話を聞いてみたい。
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