前日、段取りの電話を小松の親分に入れてみた。「指を痛めた!」と言う。ならば、「私のリードで、鉾にしましょう!」と押す。「じぁ、明日。」と言う事でなんとか話がまとまった\(^o^)/。・・・と言うより、無理に誘ってしまった。でも、ボクは知っているのだ!小松の親分は、雌鉾のスラブは初体験なのだ(^-^)。
翌朝、いつもの神社の駐車場で小松の親分が乗り込んできた。話を聞けば、どうも足首の捻挫・・・、ひとさし指の爪剥がれ・・・、中指はボルダリングのやりすぎで故障・・・。どうも、先週の大崩小積・中央稜敗退の闘志が、ここに来て故障となっていた。山の会の山行で、大崩の集中クライミングであったが、大所帯の登攀と経験不足が、時間切れで半分までとなったそうだ。私も参加したくて、いろいろ画策したが、とうとう休みが取れなかった。なんか、気持が判る。その内、水曜登攀隊での小積中央稜登攀へ挑戦するぞ!と、2人車内で熱くなった(>_<)。
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結局、モチの上昇した小松の親分は、「やっぱり、つるべでお願いします!」と言い出した。一応、雌鉾4回目の水流ちゃんとしては、「いいですよ!」と、つるべ登攀を許可してあげたのだ(-_^;
上の写真は、同じ山岳会の梅ちゃんからいただいたので、今回のルートを記入してみた。青のラインが、登った「大長征ルート」。美しいトラバースルートから、中央バンドを滝までグイとトラバースし、大滝左ルートへつないで1の坊主の基部へたどるルートである。今回は、さらに折角だからと、2の坊主まで登り、2回の懸垂を含め水色ラインの下降ルートをたどった。
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取り付きから見上げるスラブ・・・
判る人には判るだろうが、この写真は午後からの写真である。帰路に写したもの・・・
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さぁ、1P
手のひらをペタペタと這うように登る
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なぁんか変な感じだナァ・・・と、小松の親分。なんで今まで鉾に来なかったのだろう・・・と、この後何度もつぶやいていた。「食わず嫌いは良くない!」なんて事も言っていた。気に入らないはずがあるまい(*^o^*)・・・この美しいスラブは凄い!!のさd(-_^)good!!
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中央バンドをトラバースする
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紅葉のジュータンを眺めながら
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大滝左ルートへ移り、V級30m。滝が美しい。
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V+級45m
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ついでに、2の坊主まで行こ(^^)
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登山口へ着いた時は、ポツポツと雨が落ちていた。取り付きまで行こう!と、ハァハァ言いながら登山道を歩いた。雌鉾スラブの取り付きへ来ると、4人のパーティが登っているのが見えた。平日、出会うことも少ないので、なんとなく心強い。でも、すでに6Pを登っていたので、会うことも無かった。
時々、雲の間から青空が見えたが、中央バンドをトラバースしている間、寒くて仕方なかった。オマケに、所々染み出しがあり緊張してしまう。昼過ぎに快晴になった。行動食を食べながら、1枚脱いだ。
本当に素晴らしい紅葉と、ため息の出るスラブのコントラストに、感謝の言葉しか見当たらなかった。折角だからと、2の坊主に攀じ登り弁当を食べた。また明日から、しばらく頑張れる気がした。
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ジンジソウ
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