水流渓人「hot-news」

2004年8月11日〜15日 「夏休みの思い出vol.2/萩・津和野へ家族旅行」
 

  
 

 待ちに待った盆休みがやってきた。
いろいろな壁があったが、家族で何かをする行為は止めたくなかった。
なんとか、キャンプなら予算も都合がいい・・・!
どうせ行くなら楽しまなくては・・・(^_-)〜☆
  
 
 
1日目門司〜山口県旭村へ8月11日

 
 10日、高校野球・甲子園第一回戦で、宮崎代表の「佐土原高校」が勝った!虫の知らせか(@_@)明日通過する北九州の山旅人さんから、携帯メールで佐土原高校の勝利のお祝いメールが届いた。「明日、門司を通り山口県旭村にキャンプに行きます。今回は門司は素通りです!」と返信する。
 すかさず、「素通りは許しませんよ!門司レトロあたりでランチをご一緒しましょう!」と、実に有難い返信を頂く。以前行った門司レトロと聞き、子供達は大喜びである。明日出発のはずが、前夜から10号線を北上する。
 夜の10号線は久しぶりだ。大分市から別府へ向かう道路で、夜景にしばし感動した。隣に座るママ、後部座席で寝ている子供達・・・、そんな幸せな状況が感動させたのだと思う。中津市を過ぎた新吉冨村の道の駅で眠気が限界に達する。
 

苅田町に住むTakaさんに電話してみた。通勤途中に道の駅に寄ってくれた。会えた! 小倉に住むYAPPYさんに電話してみた。すかさず、自宅に招いてくれた! 門司レトロで山旅人さんと奥さん@温泉研究家さんと、ランチをご一緒させていただく!
 

レストランの窓から門司レトロの風景
 
食事後、山旅人さんが子供達が喜ぶから・・・と、「海峡ドラマシップ」へ案内してくれた

正面玄関

操船シュミレーション

館内の海峡レトロ通り

 
 
門司からは、高速道で一気に小郡ICを目指す。
国道9号で山口市を通り過ぎキャンプ場へ・・・・・
 
旭村「旭アクティビティパーク」オートキャンプ場
旭アクティビティパークのHP
パノラマエリアから場内を見下ろす パノラマエリアのNO.1サイト
パノラマスパ+シャワー+トイレ施設 水着着用のジャグジーは展望抜群!

 
 このキャンプ場を選んだのには理由が2つあった。1つは「位置」である。観光の目的地が「萩」「青海島」「秋吉台」「津和野」なので、その中間位置がここだった。もう一つは旅行費用の節約である。4連泊での費用は、
   オートサイト利用料3150円×4泊=12600円
   入場料  大人   525円×4人= 2100円
         小人   315円×4人= 1260円
で、合計15960円。1泊当たり3990円で済むのである。(1人当たり1日/498円で泊まれる計算である(^_-)-☆)各テントサイトには専用流し台・AC電源が設備され、スパの利用料は込みになっている。もっと驚いたのは、コインシャワー10円/5分(◎_◎)・・・。安さついでに、私+長男+次男の3人で同時に入り、シャプー+体洗いを10円でやってのけた\(^o^)/・・・・って自慢にゃならんか(^^ゞ
 なんだか涼しくて、気遣いの管理人さんもすがすがしく、いつもの水流一家得意キャンプ手抜きメニューをサツサと済ませ、爆酔の境地へ落ちたぁ。

    

  

 

 

第2日目萩〜青海島8月12日
     
ゆで卵をつぶし、調味料とマヨネーズを混ぜる。
コッペパンを焼き、レタスと卵をはさむと「超旨ホットドッグ」の完成!
 

1日遅れで合流の大阪の弟も、のんびり到着した・・・。
急ぐ旅でもないので、これまたのんびり「萩」を目指す(-o-;)

松陰神社の松陰生家 これも吉田松陰生家
   
萩城跡で集合写真 青海島の鯨墓
 

 萩をくるくる回り、松陰神社でなにやら怪しげな「歴史資料館」で、その時代背景を学びながら、空腹を満たすべく城下町当たりで店に飛び込む。なんせ、暑くて暑くて・・・、周辺散策の声は誰からも出ず、一気に車で「萩城跡」を目指す。
 最初に飛び込むのは、やはりクーラーの効いたみやげもの店である。しかし、大して買わない家族でもある。ボチボチ石垣伝いに歩くと堀に着く。鯉と亀がうじゃうじゃいるが、皆当たり前の顔して通り過ぎる。向こうが見えない城跡内に入ろうか迷う。せっかく来たのだから・・・と、入ってみるがやはり何もない。おまけに、観光客無視のエンジン回転刃で草刈に熱中するじいさんは、近くを人が通過するのもおかまいなしにバンバン刈るので小石が顔に当たって危なかった。8人で行って5人が当たるのだから、相当な確立である。金払ってケガまでさせられたらたまらんなぁ・・・と思うが、けがした者もいないので、スタスタ来た道を戻り、またみやげもの店に駆け込み効いたクーラーにホッとする。軟弱極まりないアウトドア家族でもある(^o^;)

 

 青海島を訪ねる。走る車窓から見える海の綺麗な事・・・。泳ぐ予定は明日だが、我慢できずに路肩に駐車し海に降りた。砂浜を歩き、水に足をつけながら磯を目指す。夜のビールのつまみに貝拾いに集中した。

   
たらふく貝を拾えば・・・ たらふく食べれる!

 夜は、萩で仕入れた珍味に舌鼓を打つ。やはり練り物の本場、蒲鉾に竹輪は旨い(^-^)・・・歯ごたえがすこぶる良い。皆は食事の後、恒例「大富豪ゲーム」で盛り上がったらしいが、水流渓人は今夜も轟沈!

 

  

 

 

第3日目秋吉台〜菊ヶ浜8月13日

 キャンプ場管理棟の前で・・・。とりあえず先に集合写真を写しておくのは、写し忘れが多いから・・・と、出かける前の元気な間が笑顔も多いから(-_^;

  
 
秋芳洞入口の脇に並ぶお店 秋芳洞入口
   
百枚皿 千町田
   

黄金柱
洞内の途中から地上へ続くエレベーター 地上へ出て、展望台へ

 年間の平均気温17℃という秋芳洞内は、天然のクーラーである。去年、友達が案内してくれた「平尾台・青龍窟」とは、スケールが違う。しかし、子供達は、あの冷たい水・這って歩いた洞窟・闇また闇を忘れていなかった。観光客にもみくちゃにされながら、その瞳の輝きは少し鈍く見えた。
 ちなみに、上の集合写真・・・。展望台でのヒトコマ。1つのアイスクリームを皆でかじっている。相手をけなしながら、緊張感のある配分で味わっている。・・・?1つずつ買えばいいじゃないか!って・・・。それじゃ面白くない事も知っている家族でもある。

再度、洞内に戻り入口を目指す。 昼食に名物「瓦そば」
 
 
さぁ、日本海で泳ぐぞ!
 

 綺麗な海・・・
しかし、ママと長男はクラゲの餌食になってしまう!

次女と長男の作った子供は、浜辺の人気者になった。通りすがりの人達がカメラに収めていた。

菊ヶ浜海水浴場 夜、またまた涼しい一時
 

 地中に潜り、海に浮かんだ。パワー溢れる家族に笑いは絶えない。いつまでも終わりたくない一時を感じていた。たくさんの・・・そして色々な場所で自然の風を感じた。子供達は、いつの日かふと思い出してくれたらいい。遠い記憶の中の片隅でもいい。触れて香って感じたものが、君たちの心に触れただけでいい。

 

  

 

 

第4日目SL、そして津和野8月14日
事前に指定席を確保していた「SL山口号
子供達だけで山口駅から津和野駅まで乗車する\(^o^)/
SL発車時間までサビエル記念聖堂へ 山口駅
   
ホームに入って来た。迫力である! 楽々、車で先回りできる。
   

 列車は車では追いつけないと思っていた。時刻表と地図を見ながら、子供達の乗るSLを車で追いかける・・・・(◎_◎)・・・・ん?車の方が断然早いではないか!私が小中学の頃はまだ走っていたSLの速度は、いつしか自分の中で変化していた。私たちは何をそんなに急いでいるのだろうと思った。線路脇でカメラを構える私たちの横を、本物のSLはその迫力で通り過ぎて行く。パーツすべてが貫禄の迫力である。大人である私たちは興奮していた。周辺の景色に調和しながら力強く走るSLは、忘れていたたくさんの事を思い出させてくれた。

 
 
津和野
駅前で自転車をレンタル らしい光景
   
風情ある津和野役場で雨宿り・・・ 「森鴎外」生家
 

 津和野駅に到着する子供達と合流し、駅前で2時間500円の自転車をレンタルした。家族全員で自転車・・・という光景は、初めての事でもある。
 観光地というものは食事に苦労するものである。商店街をうろうろしながら、「○○の木」なる店にたどり着く『お二階でも食事できます。』なんて入口に書いてあるので入ると、おばちゃんが「時間かかりますけど・・・。」と言う(>_<)・・・たいがい「いらっしゃいませ!」が先だろうと思いつつも、混んでいるから仕方ないなぁ〜と、じっと我慢。指定場所に座るが、水も出なけりゃメニューも持ってこない。混んでいるから仕方ないなぁ〜と思いつつ、注文だけでも先に・・・と思いメニューをもらいに行くと、またまた「時間かかりますよ。」と言われる。挙句の果て、メニュー表を見せながら、「あちらのお客さんも、こちらのお客さんも待っていただいているんですから・・・。」と、不機嫌極まりない態度・・・。誰も他の人より急いで欲しいと言ってもないのに・・・順番はちゃんと待つのに・・・と、悲しくなってきた。結局、注文も聞いてもらえず、睨み付けられるだけで店を出ることになった。旅行前には、津和野役場に観光パンフレットをお願いしたが、観光課の方の親切な対応に感謝していたのだが・・。
 気を取り直して、鯉の泳ぐ白壁を自転車で走る。感じの良いカトリック教会を見ていたら、今にも雨が降りそうな空になる。外に出たとたん大粒の雨、雨宿りに駆け込んだ古い門・・・、奥の建物を見ると、なんと「津和野役場」と看板がでているではないか・・・。風情のある歴史を感じさせる庁舎に、またして心和まされる雨宿りとなった。雨間を縫って、レンタサイクルを戻すと、車で森鴎外生家・記念館へ向かう。丁度、津和野から山口へ向かうSLの姿を皆で見る事が出来た。見ごたえのある鴎外の資料に大満足し、津和野を後にした。

   

 今夜も、夕食は盛大に盛り上がる。地元で買ったイカの一夜干しに和牛。鉄板でジャンジャン焼かれていく。ビールをあおりながら、今夜はお約束の「大富豪ゲーム」に参加できた。

 

  

 

 

第5日目山口市、そして帰宅8月15日

 朝から大雨である。タープの下で朝食を準備し始めたが、あまりの雨足と風に、テントに逃げ込んだ。少し肌寒いので、お湯を沸かしてスープを飲む。適当に食料を取りながら、開き直って「大富豪ゲーム」へ突入する。1時間程度で雨も上がり、即座に撤収へ取り掛かるが、手馴れた手際の良さは、長年培ったものだと感心した。管理人さんに挨拶すると、4泊お世話になったキャンプ場を後にした。

   
瑠璃光寺 お祈りする次男

瑠璃光寺五重塔

 瑠璃光寺五重塔は、嘉吉2年(1442年)に大内義弘を弔うために建立された供養塔です。全国の五重塔の中でも10番目に古く、その美しい姿は、京都の醍醐寺、奈良の法隆寺の五重の塔とならぶ、日本三名塔のひとつです。高さ31.2メートル
 

   
 山口市内を歩くと、小さいおじさんに会う!  また別の小さいおじさんに会う!
   


子供達は、地下道を都会のシンボルと主張した(^^;)
そういえば、宮崎にはあまり見かけんもんなぁ・・・(^o^;)

 

 次男の執拗な交渉は続く・・・。本屋で見かけた「ムシキング」の本を、どうしても買いたいと主張した。私にダメだと言われると、母親に交渉を開始し始めた。それでも許可がもらえないと、商店街を地団駄を踏みながら、しかも全てのものを否定しわめいて歩いた。1時間交渉の末、その粘りに感動した私は、本屋に向かう・・・。この嬉しそうな変わり身の早さも彼の個性であり、得意技である。

    

 
 ランチを食べ、大阪の弟と別れた。高速から、それぞれ180度の方向に走り始めた。「今度は、正月やな!」「ほんじゃ、また!」今年は、旅行も取り止めようかとも思ったが、やはり出かけて来てかった。何であれ、何処であれ、それを楽しもうとする姿勢と気持さえあれば、幸せな想い出は重なって行く。たくさんあった萩・津和野旅行の出来事だが、良し悪し踏まえてすべて受け入れる事が出来る。
 帰路の車中で、次に行きたい地の話が出た。次に踏み出せる様に、明日からまた、一生懸命な日々を重ねて行く事にしよう(^_-)〜☆

 

盆休みが過ぎると、子供達は宿題モードかなぁ〜

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